生きていると常に決断を迫られます。
大きな選択から小さな選択まで。
疲れる。とても疲れる。もういやだ。
なぜこんなに疲れるのか。
そう考えたとき、「あ、自分で自分にプレッシャーをかけているからか」と気づきました。
「選択の連続」に疲れてしまうのは、悩んで迷ってエネルギーを消耗するから。
では、なぜそんなに悩むのか。理由として考えられるのは、
- 選択肢が多すぎ
- 先のことまで考えすぎ
- 失敗を恐れすぎ
いろいろ考えることは大事だし、場合によっては自分を追い込むことで頑張れることもある。
が、大抵の場合、弊害のほうが大きい。
たとえば、
- 「どうしよう、わからない」と悩み迷い続けると、余計なエネルギーを消費する。
- 先々のあらゆる可能性を考えすぎると、不安が増幅してしんどくなる。
- 不安で頭がいっぱいになると、今やるべきことが見えなくなる。
間違えるよりも失敗するよりも、これらの消耗のほうが断然マイナスです。
あれこれ迷わない、考えすぎないためのヒント
ヒント1:「よし、今日は○○だ!」と決める
ここまで考えたとき、ヨシタケシンスケさんの言葉を思い出しました。
最高のどうでもいいことコレクション『思わず考えちゃう』感想 | ナミうつブログ
何か幸せじゃないなって思ったときは、とにかく何か決めればいいのかもしれません。晩ご飯は外で食べる!だけでもいいし、それこそ、よし、今日は中華だ!でもいいし。(p.100)
とりあえず決める。決心する。そうすることで、迷いによる消耗を止められます。
「心を決める」とは、ぼわぼわした心を固定するってことなんですかね。とりあえず輪郭を与えて、不安定な状態を支えてあげる感じ。
ヒント2:「一生分の食事」を想定しない
もう一つ思い出したのがバーンズ先生の例え話。
己のダメっぷりに打ち負かされたとき役立つユニークな例え話 | ナミうつブログ
たとえば食卓につくたびに生涯にわたって食べなければならない食物のすべてを考えるようなものだと想像してごらんなさい。目の前に何トンもの肉や野菜が積み重ねられて、死ぬまで食べなくてはいけないんだと想像してごらんなさい。食事のたびに、「これは、ほんの一部なんだ。どうやって今までたくさんの食物を食べてこられたんだろう?(略)」(『いやな気分よ、さようなら』p.87-88)
一生分の選択について考えたら、そりゃあ不安になって当然だよねと。
ってことは、先に書いた「選択の連続」という表現もよろしくないですね。「連続」と考えるから、「死ぬまで続く」という連想をしてしまう。
まずは、目の前にあるお茶をじっくり味わう。これが大事。
まとめ
疲れているときほど「シンプルに生きる」が効きそうです。
- もっと気楽に過ごす時間を持つ
- 「今日はこれでいいや」と直感で決める
- 選ぶとか選ばないとか気にしない
間違っても大丈夫。損をしても大丈夫。大抵は問題ありません。
それより何より、自分の心の余裕を保つことが大事。
心に余裕があれば、物事にうまく対処することもでき…る……はず。
というわけで、まずは「人生は選択の連続」という言い方で自分を追い詰めるのをやめようと思います。
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「くり返さないといけない」ではなく、「今日はこれを洗濯する!」という意識でやっていきます。