「○○のことで頭いっぱい」という状態、とらわれ、抗えない力について

ちょっと前に書いた話の続きです。

ティーンの恋、引力と自己拡張

上記ページでは、青春マンガの登場人物たちが恋する姿を見て「キャ~、がんばれ~!」という気分になり、引力と自己拡張が云々といったことを書きました。

その後、恋愛といえば、これを忘れちゃいけないなってものを思い出したので、今日はそれについて考えます。

 

何を考えたか。

「誰かのことで頭いっぱい」という状態についてです。

好きな人のことで頭の中がいっぱいになったときには、「この人に好かれるにはどうしたらいいか、嫌われないためにはどうしたらいいか」をこれでもかってほどに考えると思います。これが成長や自己拡張につながります。

なんですけど、そこに至るまでが大変ですよね。答えは簡単に出ないし、行動に移すまでにウジウジしたりするし、何より他のことに集中できなくなる。

自分をコントロールできなくなるのもしんどいですよね。「楽しい」がいっぱいならいいけど、届かぬ想いを募らせると苦しくなる。

この、対象Xにとらわれたときの苦しい状態。

何かに似ていないでしょうか。通じる事柄は他にもありそうです。

  • 仕事のプレッシャー
  • 過去の失敗
  • コンプレックス
  • 依存症  などなど

この困難を解決するにはどうしたらいいか。人生のコントロール感を取り戻すにはどうしたらいいか。

そんなことを考えるでもなく考えていて、以前読んだ本を思い出しました。ロールレタリングという心理療法です。

『ロールレタリング:手紙を書く心理療法の理論と実践』感想

ロールレタリングにおける心の変化のプロセスは以下の流れ。

吐き出しによるカタルシス効果 → 自己理解 → 他者理解 → 自己受容 → 他者受容

このプロセスを経て、回復し、成長していくというお話でした。

で、「対象Xのことで頭いっぱい」の状態も、この流れに通じるところがあるのかな~と思ったんですよね。

すなわち、自分の気持ちを自覚したあとの流れ、「対象Xのことで頭いっぱい」の状態は、理解と受容をがんばり中ってコト!?

雑な思いつきながらも、改めて考えてみると確かにそうかもしれないなと。今の自分は恋愛方面のとらわれは乏しいけども、何かで頭をいっぱいにしているときは、対象Xを理解しようと努めるし、自分を最適化させる方向に動いていると思います。

あれ?でもこれだと引力の説明は足りないですね。「好き」と言い換えるといいのかな。だとするとこれは紐解くのが難しくなりそうです。というかそもそも切り分けが雑すぎますね。まあまたおいおい考えます。

「好き」って一体どういうことなのでしょうね。疑問が増えてしまいました。

 

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