神経が衰弱したら心得のない言語の辞書引きまくるべし

寝る前に、頭の中で考えがぐるぐるぐるぐる巡り始める。

そんなとき、どうすればいいのでしょうか。

「日中できるだけ運動をして体を疲れさせましょう」

そんなアドバイスがあります。

でも、かなり疲れているはずなのに、変に頭が冴えてしまって眠れない。眠れないと思うとますます眠れなくなってしまう。

そんなこともあります。

やっかいです。

それならせめて、脳内の発火状態を鎮めよう。

というわけで、瞑想を試みる。

でも、頭の中がわーわーなった状態だと瞑想も難しい。

一体どうしたものでしょう。

 

あるとき思いつきました。

「英語で考えればいいんだ、今困っていることを英語で考えてみよう」

さっそく実践です。

目を閉じて、静かに考える……

I… I… I think that…
I… I’m worring about…
I… I… I… I don’t know… I don’t know… I… I don’t understand…

ぬあぁ~っ!! 何も言えねぇ! このもどかしさ! ああ!

というわけで、こうやっている間は余計なことを考えないですみます。

英語が堪能な人は、他の言語でやるとよいでしょう。

シオランも言っていました。落ち込みから脱け出すには、ろくに心得のない外国語の辞書を引きまくるのが良いと。

しかるべき理由があるにせよ、精神の衰弱に落ちたとき、そこから脱け出す一番たしかなやりかたは、一冊の辞書を、それもなるべくなら、ろくに心得のないような外国語の辞書を手に持ち、これから先絶対に使うことはあるまいという言葉ばかり注意ぶかく選って、あの言葉、この言葉とその辞書を引きまくることだ。 (『生誕の災厄』p.74)

言葉の力は侮れません。

「光あれ」と言ったら光があったみたいな感じで、言葉にすると悩みもあるになる。こともある。

言わなきゃ存在しないのかと言ったらそんなことはないんだけれども、でも、そういう部分もなきにしもあらずってことで、言葉は慎重に扱いましょうってことになるのかな、無闇矢鱈に乱用するな?

そうそう、シオランおじさんのアドバイスに従って、ろくに心得のない外国語の辞書を買おうとしていたんでした。タイ語辞典を買おうとしていた形跡を見つけました。まだ買っていません。なんでタイ語なのかは忘れました。購入に至らなかったのは、金額的&物理的にひるんだんだと思います。でも、就寝時の無用な発火や神経衰弱を軽減できるなら安いものですよね。

気になる言語は他にもあるので、いくつかコレクションしてもいいかもしれない。自分へのプレゼントにしようか。うん、いいかもしれない。

外国語の辞書を買います。あとで。

本日のまとめ
– 悩みは英語で考える
– 外国語の辞書を引きまくる

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