行き詰まりから行き詰まりの人生。悩みのビッグウエーブにのみ込まれ、もがき苦しんでいるあなたに送ります。
『「つい悩んでしまう」がなくなるコツ』
コチラ、悩んでばかりの私にピッタリの本でした。
悩みからなかなか抜け出せないときの対処法
この本のメッセージは、ズバリ、自分の感情を大切にせよ!
そのための具体例を3つご紹介いたします。
1.迷ったときは「私の気持ち」を優先させる
「この選択は正しいのだろうか? 間違っているのだろうか?」
「これは良いこと? 悪いこと?」
「私はどの道を進むべき?」
あなたもこんな悩みに直面したことがあるのではないでしょうか。
そんなとき、自分の心を揺るがすさまざまな言葉が聞こえてきませんか?
「え~なんで? こんなにいい条件が揃ってるのに~」
「自分勝手な言い分が通るわけないでしょ」
「そんなことで悩んでたら、この先やってけないよ」
「人として」「普通は」「それが常識」 どれも、もっともな意見。
しかし、惑わされてはいけません。
あなたがそれを選択した結果、あなたがそれに満足していれば、誰がなんと言おうと、あなたにとって、それは適切です。
逆に、あなたがそれを選択した結果、あなたがそれに不満足であれば、誰がなんと言おうと、あなたにとって、それは不適切です。
周囲の期待に応えようとして、自分の気持ちを押し殺してばかりいると、その感情が蓄積していきます。
「いつも焦る」「いつも不安」「いつも怖い」
これは、自分の感情を無視し続けた結果だと著者の石原氏は指摘します。
2.「つらい」「怖い」という気持ちに気付く
「よし、これからは自分の気持ちを大切にしよう。でも、具体的にどうしたらいいの?」
まずは、「つらい」「怖い」という気持ちを見つけることから始めましょう。
例えば、こんなシチュエーションが紹介されています。
友達に出かけようと、誘われました。
「けれども私は、行きたいかどうか、わからない」
というとき、あなたは、心から、出かけたいと思っているでしょうか? 少なくとも、積極的に喜んで「行きたい」とは、なってないはずです。
そのとき思っているのは、
「今日は、家でゆっくりしていたい。けれども、誘いを断ってしまうと、友達は気を悪くするに違いない。だから、断ることができない」
といった恐れを抱いているのかもしれません。
さらに、「友達だから遊ばなければ」という思いを抱えている可能性もあります。他にも例を挙げてみましょう。
【例1】
「会社を辞めたい。けれども、できない」
=「会社を辞めたい。けれども、辞めるのが怖い」
・・・「会社を辞めてはいけない」という思い込みがありませんか?
【例2】
「仕事をしたい。けれども、できない」
=「仕事をするのが、つらい」
・・・「仕事をしなければならない」という思い込みがありませんか?
「つらい」「怖い」という感情が生まれる理由は、あなたが「~しなければいけない」という思い込みを抱えているから、ということです。
3.モヤモヤを感じたら、相手に理由を尋ねる
「彼は私のことをどう思っているんだろう?」
「彼女はなぜあんなことを言ったんだろう?」
こんなふうに相手の心を探ろうとして、頭の中が悩みでいっぱいになってしまったら……?
一人でぐじぐじ考えず、聞いてみましょう。
「不機嫌そうな顔をしているけど、何かあったの? もし、私のことで、不愉快になっているんだとしたら、黙っていないで、言ってほしいなあ」
と、こんな感じで。
「どうせ、こんな私には誰も応えてくれない」
「相手が機嫌を損ねて、私が余計に嫌な思いをするだけ」
確かに、そう思うと聞くのが怖くなりますよね。
じゃあ、試しに一回だけ、と考えてはいかがでしょう?
最初は勇気がいりますが、実際に聞いてみることで意外とあっさりモヤモヤが消えてしまうこともあります。さらに、自分の気持ちを表現できた喜びも感じることができます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した3つの他にも、たくさんのヒントが詰まっている『「つい悩んでしまう」がなくなるコツ』。
私のお気に入りポイントは、石村紗貴子さんの可愛らしいほのぼのイラスト。癒されます。
スーモ似のモヤモヤおばけと上手にサヨナラできますように。
文章読んでかなり心の気持ちが楽になりました。
例1、例2はまさにズバリです。
ありがとうございます。