ギューッと押し込められて苦しんでいる心に自由を与える方法

風見馬車

最近思うんですけど、私ってすごくプライド高いな~と。

傲慢で、見栄っ張りで、弱みを見せられない私。

できない自分を認められず、そのことに罪悪感を感じて落ち込むばかり。

わかっていることを人に指摘されると、素直に「はーい」と言えないんですよね。

これって、小学生の子どもが母親に「宿題やったの?!」「早く風呂入りなさい!」と言われて、「あーもーわかってるよ!」「今やろうとしてたのに!」とスネる感覚と似ているかもしれません。

とにかくもう悔しくてたまらない。

病気をしてからのパターンは、「働きたくても働けない」「頑張りたくても頑張れない」状態で悩んでいるときに、それを指摘されることですね。

いくら相手に悪意がないとわかっていても、「そんなことわかってる!」「自分でも何とかしなきゃって焦ってるのに!」と反抗したくなる。

「私だって本当はできるのに!」

もう、悔しいやら情けないやら哀しいやら……。

「人として誇れる生き方」が大切?

白鳥の親子

プライド=誇り、自尊心。

あなたのプライドはどんなものですか?

私のプライド、「人として誇れる生き方」のために、こだわってきたことを挙げると……

  • 常に向上心を持って“清く、正しく、美しく”生きてゆくこと。
  • 何事にも労力を惜しまず、全力で取り組むこと。
  • “自分に厳しく、人に優しく” 思いやりの心を忘れないこと。

これは親や先生に言われて守ってきたことでもありますが、基本的に小さい頃から私は曲がったことが大嫌いで、秩序正しくあることを求めてきました。

例えば、3・4歳のときにこんなことがありました。たくさんのお友達が一列に並んで順番待ちをしていたときのこと。私の前にやんちゃな男の子が横入りしてきました。かなり強引に割り込んできて。その態度が許せなくてワンワン泣いてしまいました。とにかく悔しくて悔しくて仕方なかったんです。ズルが絶対に許せなくて。

あー、かたい。そういう“クソ”まじめな生き方をしてきた結果、今の私があります。良いとか悪いとかいう意味ではなく。

くだらないプライドは捨てちゃえ!

投句箱

そんな私が、仕事を休んで療養を始め、寛解に至った今思うこと。

  • 「~すべき」「~しなければ」はNGワード。
  • 自分が考える「正しさ」は一つの答えでしかない。適用範囲は限られている。
  • 「できること」が良いとは限らないし、「できないこと」が悪いとも限らない。
  • 「100%」「完璧」「我武者羅」は必ずしもベストな力の出し方ではない。
  • 厳しけりゃいいってもんじゃない。
  • 頑張りゃいいってもんじゃない。

と、最近やっと気付けたと言うんでしょうかね。決して今までの生き方が間違いではないけれど、ちょっと違うよね、と。

私が思う「誇れる生き方」は自分をがんじがらめにしてしまうものでした。

そんなふうに縛られたら、身動きはとれないし、痛いし、不自由だし、良いことはほどんどないじゃん。命を賭してまで守るべきプライドなんてないんだよ。

そう自分に言い聞かせています。

ここで一句。

高飛車な~ 自分をなだめる 言葉たち~ それでもプライド 捨てられぬ私~
 

【追記】
「プライド=自尊心」と書きましたが、英語だとこの二つはきっちり分けられるようです。

・自尊心(Self-esteem)
・プライド(Pride)

「どうせオレなんか……」という気持ちの有無がポイント? プライドは虚栄心と言い換えるとわかりやすいですね。

ガッチガチに縛られた心を解放する3ステップ

そんなこんなで、私が窮屈な生き方から脱した経緯を簡単にまとめてみたいと思います。

ステップ1 嫌~な気持ちにスポットを当てる

カラフルなスポットライト

焦り、不安、いら立ち、悔しさ、もどかしさ、など。

思わず「あぁ~もう!!」ともだえてしまう何とも言えない不快な感情の存在を見つめます。いえ、チラ見でOKです。

ステップ2 不快な理由を考えてみる

Why

例えば、私の場合はこんな感じで自問自答します。

  • 「~すべき」「~しなければ」という考え方になってない?
  • 「間違いない!」って、ほんとに? 違う方法もあるんじゃない?
  • 「そうに決まってる!」「これがルールだ!」……それって誰が何のために決めたの? あなたが本当にしたいことは? 本音は?

このとき私は“イケてる”高校生を思い浮かべます。化粧や染髪、ピアスをした彼らが「校則を守れ!」と指導する先生に反発し、心のひとつも解りあえない大人達をにらむ光景。

誰にも縛られたくないと逃げ出した夜、自由になれた気がした15歳の青き日々。そんな尾崎豊色全開の自分を尊重するのです。

ステップ3 力の入れ方を調整する

ガスコンロ

極端な考え方に気付いたら、バランスを取るために力加減を調整します。

湯加減、火加減、手加減という言葉にあるように、“良い加減”で。

イメージはガスコンロ。スイッチをひねったりスライドさせたりして、強火―中火―弱火を調整。

あるいは、お風呂を沸かすとき。お湯が熱ければ、水を入れたり冷ましたり。ぬるいときには、お湯を入れたり沸かし直したり。

もう一つおまけに、子どもと腕相撲するイメージも。そんなに必死に考えなくても、子ども相手なら自然に手加減しますよね。

最後に

盗んだバイクで走り出す

プライドを捨てると自由になれる。痛みから解放される。

まだまだそう断言できるほどの境地には至っていませんが、それに近いものを最近は感じています。

少なくとも、自分のプライドや大切にしたいことが何か知っておくことで、気持ちをラクに毎日を過ごしていけるのではないかな~と。

誇りを持って生きていくこと自体は良いことです。しかしながら、誇りは手加減を間違えると、うぬぼれや妄信につながるかもしれません。

実力以上に自分が優れていると思い込んだり(うぬぼれ)、わけもわからずただ信じ込んだり(妄信)……。そのうちに、自分の本音に気付けなくなり、純粋な気持ちを無視することになってしまうかもしれません。

と、病気になるまでの自分を振り返りながら、それを笑いのネタにできたら最高だなぁと妄想する私でした。

おしまい。

8 COMMENTS

ぴろ

ナミさん、こんにちわ。
少し前にコメントした者です!

この回の内容が、とってもとっても共感出来たので、またメールしてしまいました。。

子供の頃の話し、、同じ経験ありました。
自分のプライドについて、私も何度も考えてみました。
中々、納得いく答えが出なくて、また、モヤモヤしたりの繰り返しだったのですが、ナミさんの考え方に納得出来たし、すごく励みになりました。

ズルをされるのが、嫌いで、大人になっても、仕事してても、1人で正義感丸出しでした‼︎
もちろん、友達関係でもそんな感じで、結局自分が間違っているのか?
とか、よく考えたりして。。

でも、くだらないプライドを捨てちゃえ!のところの文章が、とても気持ち良く入ってきて、そーだそーなんだって、心が温かくなりました。

私、文章下手くそなので、上手く表現出来ているかが、不安なのですが、とにかくナミさんの優しさや、心に響く文章、、とても自分への救いになっています。

いつも、ありがとうございます。
最近、また寒くなってきたので、お身体ご自愛ください。

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ナミ

>ぴろさん

コメントありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。

私の方こそ、ぴろさんの温かいメッセージに励まされています。コメントからぴろさんの優しさがたくさん伝わってきます。お心遣いに感謝。

「1人で正義感丸出し」、めちゃめちゃわかります。私も昔から「普通はこうでしょ?!」「それが常識でしょ?!」とプリプリ怒ってばかりで。「正しさ」に固執していましたね。今も基本的には変わりませんが、前よりは「ふーん」と流せるようにはなってきたかな~と思います。

……なんて言いながらも、今でもしょっちゅうモヤモヤモヤモヤしている私ですけどね。

とにかく今は「ゆるゆる」を大切に。そうすることでバランスが取れて、心地良く過ごせるようになった気がします。

お互い心身を第一に。のんびり春を待ちましょう。

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ImaIku

ナミさん
同感です。とても、同感です。
うつ病になりたての頃、ナミさんのブログも前のバージョンだった頃、ナミさんのブログを読んで大変励まされた覚えがあります。(急性期の頃なので正確には思い出せないのが残念ですが)
今更ですが、ありがとうございます。

私の記事もまさかのピックアップしてもらっていて、驚きました!笑
ありがとうございます。

また、のぞきにきます!

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ナミ

>ImaIkuさん

コメントありがとうございます。お気に入りブログの本人さんからメッセージをいただけて、何だか胸がドキドキしております。

旧ブログも読んでいただいたとのことで、恐縮です。そう言っていただけると励みになります。最近、自分のブログの存在意義に疑問を持っていたので余計に。ありがとうございます。

お互い自分のペースで楽しんでいけたらいいですね。

返信する
ImaIku

ナミさんのブログを読んでいると「そうそうそう!」とあたかも気の知れた友人のような気持ちになって頷いてしまいます。(失礼だったらすみません。)

まさに、うつ病女子共感ブログです!笑

ぜひ、ナミさんのペースで、ナミさんらしく書いてください♪
ご無理はなさらないでくださいね。

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ナミ

>ImaIkuさん

いや~、嬉しいです。そうなんです、友人として「だよね~!」「わかる~!」と言える場所にしたかったんです。ImaIkuさん、なんで私の言ってほしい言葉わかるんですか?笑

本当にありがとうございます。あたたかいメッセージをいただき、とても励みになります。でも、焦らず無理せず、ですね。「自分らしく」を大切に、ゆるゆるやっていこうと思います。

春の到来とともに、ImaIkuさんにも心地良い毎日が訪れますように。

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伸(shin)

 お久しぶりです。

 自分は、ステップ1の嫌な気持ちにスポットライトをあてることは、今の自分には、かなり難しいかなと思いつつ、
だけど、そこに自分が前に進むための重要なヒントが隠されていることも事実だから、これも大事なんだよなぁ~と思いつつ、
やはり蓋をしている嫌な気持ちなだけあって、無暗にあけるものでもないなぁ~と、精神的に調子が良い時に、白紙に気持ちを書き出しながら、少し嫌な気持ちと向き合ったしています。

ステップ2は、現在の自分の考えている事を、客観的に知ることで、思考が整理できるので、これも、紙に今現在、自分が考えていることを書き出していくようにしています。思考が整理できると精神的にも楽になり余裕が出来やすくなるので。

ステップ3は、ナミさんの分かりやすい表現方法のお陰で、読ませてもらっただけで、少し気持ちがスッキリしました。

最後に、自分もプライドは中々捨てたと思っても捨て切れていない自分もいて、
これは、今は必要なプライドだから捨て切れてないんだなと思うようにしています。

>少なくとも、自分のプライドや大切にしたいことが何か知っておくことで、気持ちをラクに毎日を過ごしていけるのではないかな~と。

誇りを持って生きていくこと自体は良いことです。しかしながら、誇りは手加減を間違えると、うぬぼれや妄信につながるかもしれません。

実力以上に自分が優れていると思い込んだり(うぬぼれ)、わけもわからずただ信じ込んだり(妄信)……。そのうちに、自分の本音に気付けなくなり、純粋な気持ちを無視することになってしまうかもしれません。

上記のナミさんの言葉には、ただただ共感し頷くばかりで、
これはもうほとんど名言なんじゃないかなと思っています。

>病気になるまでの自分を振り返りながら、それを笑いのネタにできたら最高だなぁと妄想する私でした。

この言葉は、以前の自分には、苦しく周りがあまりに見えなかったせいかもしれませんが、自分の経験を笑いのネタにできるとか、笑いにしたいとか、受け入れられない発想だったので、正直『それは自分には・・・』と思いもしましたが、
同時に、フランクルの言葉を思い出し

「ユーモアもまた、自己維持のための戦いにおける心の武器である。」

「深刻な時ほど笑いが必要だ。ユーモアの題材を探し出せ。そこに現状打破の突破口がある。」

ああ、笑いも必要なんだなと思えたら、ナミさんの妄想も素敵だなぁ~
と思えて、
最後の写真「盗んだバイクで走りだす~♪」を再び見て、
可愛くて、笑いが込み上げてきました^^

最近は周囲で色々なことがありましたが、久々に、少し気持ちがリラックス出来たように思います。
ナミさん、ありがとう。

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ナミ

>伸(shin)さん

お久しぶりです。いつもコメントありがとうございます。

このようなお言葉をいただき恐縮です。こんなふうに書いてますけど、私全然できてませんからね。何かすみませんって感もあり……。でも、やっぱりそう言っていただけるとすごく嬉しいです。

伸さんがおっしゃるように、紙に書き出して思考を整理していくのは大事ですね。頭の中でぐるぐる考えているよりは客観的に見られますし。と言いながらも、やはり嫌な気持ちと向き合うのは難しいので、基本「臭いものには蓋」状態です。無理は禁物だよねということで。

上っ面ではふざけたことばかり考えている私ですが、余計なプライドは全然捨てられず、ぎこちない生き方をしております。

まぁ、でもそんな自分を「ダメだなぁ~」と笑えるようになったことは大きな前進ですかね。本当につらくて苦しくてどうしようもないときは、顔面ピクリとも動きませんでしたから。時間が薬とはよく言ったものです。

フランクルの言葉は本当に胸に響きますね。いつも素敵な言葉を教えてくださりありがとうございます。勉強になります。

そして、伸さんの物事への真っ直ぐな向き合い方に触れるたび、私もそうありたいと刺激を受けます。

「フフッ」となる瞬間を大切にしつつ、気持ちをほぐして心地良い毎日を過ごしていきたいですね。

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