心も体もポッカポカ!冷え性に効く生姜湯(うつにも効く?)

毎日寒いですね。体調はいかがでしょうか?

私は最近、生姜湯を飲んでいます。体が温まるし、おいしいし、ホッとします。

きっかけは、こちら。

この本が出版された当時、世間は生姜ブームで盛り上がっていました。一方、私は抑うつ中で盛り下がっていました。

うつに効きそうなことをあれこれ試してみるものの、回復の兆しはなく、落ち込む日々。

ある日、病院の帰りに立ち寄った本屋さんで、この本をたまたま手に取りました。パラパラめくると「うつ改善」の文字。藁にもすがる思いで購入。さっそく実践することに。

それから毎日、本に載っていたレシピ「生姜湯」をせっせと飲みました。

その結果……

残念ながら、うつは改善しませんでしたが、冷えには抜群の効果。「寒い寒い」と震えていたのが嘘みたいに、というのは大げさですが、「飲み始めてから良くなった!」という実感がありました。

栄養について興味を持つきっかけにもなりましたし、『生姜力』は療養中に出会った思い出の一冊です。

 

生姜は「うつ」に効く?

しょうがだらけ

「抗うつ薬を飲むだけでうつ病が治るわけではない」

これと同じように、生姜を摂ればうつ病が治るわけではありません。

が、人によっては生姜のパワーが回復の源になることもあるようです。

『生姜力』(pp.44-46)でも、うつ病で休職していた人の体験談が紹介されています。

うつ病で半年間も休職後、職場に復帰できた!
30代・男性・教師

 Kさんは、有名大学卒業後、高い倍率をかいくぐって、小学校の教員採用試験に合格。熱意あふれる若き教師として、仕事に励んでいた。(中略)
 しかし、彼の母親である知人によると、転勤したばかりの学校で、いわゆるモンスターペアレントに、度重なる無茶な要求を突きつけられ、心身ともにすっかり参ってしまったらしい。病院に通い、投薬を続けているが、症状は一進一退で、復職のめども立っていないという。

著者の石原結實先生によると、うつ病などの精神的な不調は「冷え」からくるものなのだとか。東洋医学の考え方です。

そこで、Kさんの母親から相談を受けた石原先生は、とにかく生姜をたくさん食べることをすすめたそう。

その結果、Kさんは次第に元気を取り戻し、半年間休職した後、無事に復職を果たします。

うつ病治療がうまくいかなくて行き詰っているときにこういう話を聞くと、少し希望を持てますよね。

ただ、「生姜を食べて復職できた」という成功エピソードに期待をかけすぎると、効果を感じられなかったときのガッカリ度が倍増してしまいます。

私がまさにそうで、Kさんの回復は希望の光となりました。生姜を食べたらうつがこんなに良くなった! と読み取ってしまったんですね。

冷静に考えれば、生姜でうつ病が治るわけじゃないということはわかるんですが、当時の私はそんな余裕ありませんでしたから、「生姜」に全力でコミットしてしまうのでした。

今、改めて読み返してみると、「Kさんは石原先生に気を遣ってポジティブな対応をしたんじゃないだろうか?」とも思えます。

さらに、「症状は一進一退で、復職のめども立っていない」とありますが、抗うつ薬の効果が出始めるまでには1~2週間、うつ病改善は最短で3カ月程度と言われます。だから、決して絶望的な状況ではない。半年で復職できたということは、かなりスムーズに治療が進んだと言えそうです。(え? これこそが「生姜力」って主張!?)

これらの言葉は、Kさんの母親が語ったものなので、Kさん自身がどのように感じていたのかはわかりません。きっと苦しい毎日の中で悩み抜いたんだろうなぁ、復職後もしんどかったんだろうなぁ……と勝手な想像を膨らましています。

とは言え、生姜に体調改善のパワーがあることは間違いありません。体を温めるメリットは大きいので、一度試してみる価値はアリです。

ここで言いたかったのは、「ワイがアホやったんや~、傾倒はアカン!」ということです。

 

30秒でできる超簡単!生姜ドリンクレシピ

Ginger tea
最後に、私が療養中に飲んでいた生姜湯のレシピをご紹介します。

簡単3ステップで出来ちゃいます。

1.生姜を皮ごとすりおろし、湯のみに入れる
2.熱湯を注ぐ
3.黒糖を入れて、まぜる

簡単と言いましたが、生姜をすりおろすのが難関ですね。あと、「黒糖は常備してないわよ~」とかね。黒糖の代わりにハチミツでもいいんですけど、戸棚から出すのが面倒だったりね。

私がうつ症状がひどくて動けなかったときは、家族が生姜湯を毎日作ってくれました。なにせ生姜をすりおろすことが一世一代の大仕事に思えるような状態だったものですから。感謝感謝。

まぁ、もともと私は面倒くさがり屋なので、今でも気合を入れないと生姜をすれないような人間なんですけれども。

それでもちょっとレベルアップして、生姜紅茶を入れるまでに成長しました。ちなみに生姜紅茶は、紅茶にすりおろした生姜と黒糖を入れるだけ。

『生姜力』では、22の生姜レシピが紹介されています。生姜ドレッシング、生姜ジャム、生姜みそダレなど調味料として使ったり、生姜をハチミツ漬けにしたり。

クックパッドのような料理サイトでも、生姜レシピはいろいろ紹介されているので、興味のある方はレッツ検索~! 私のアホみたいな説明よりも素晴らしいサイトがわんさかあります。

それでは、素敵な生姜ライフを。

今日は、味噌汁に生姜を入れて食べようと思います。

 

<しょうがないから生姜情報>
生姜湯のレシピ(クックパッド)
簡単に作れそうなドリンクがいっぱい。

生姜のお勉強。(ほぼ日刊イトイ新聞)
『生姜力』の著者・石原先生もご出演。ここで保存方法が紹介されています。生姜をまとめてすって冷凍庫に入れておけばいいんですね。ラップにはさんで保存 → 使う分だけポキッと折って投入! めちゃめちゃいいアイデア!

<「冷え知らず」さんの生姜シリーズ>

永谷園生姜部にも生姜情報満載。レシピのみならず、生姜部の歌まで……。恐れ入ります。

<みんな大好きジンジャエール>

冷蔵庫に一本入ってます。今はちょっと寒いよね。自家製ジンジャエールも作ってみたいなぁ。

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うつ病の経過パターン ― 治療期間と回復期を乗り切る秘訣

2 COMMENTS

ひろこ

ナミさんこんにちは。
わたしも先日生姜おろし器を買いまして、毎日スープに入れたり、煮物に入れたりしています。
しょうがのおかげで目に見えて体調がよくなったわけではないのですが、健康にはいいですよね!
しょうがパワーで寒い日々を乗りきりましょう(^^)

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ナミ

ひろこさん、コメントありがとうございます。

生姜おろし器っていろいろな種類があるんですね。熱いですねぇ~、私も欲しいなぁ~。そうそう、煮物に入れてもおいしいですよね。

生姜パワーで毎日をホットホットに。まだまだ寒い日が続きますので、あたたかくしてお過ごしください。

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