私がブログを書く理由

最近、個人の日記ブログを読むのにハマっています。私が好んで読むのは、一人静かにつぶやくような文章。知性やユーモアをほのかに感じさせる内容に惹かれます。

今こうして、何の目的もなく書き始めたのも、そんな日記の雰囲気に影響されたから。相変わらず単純です。語り口もちょっと寄せちゃったりしてね。

ここ数年、お役立ちブログが爆発的に増えているなぁと感じます。困ったときに役立つのでありがたい。中には「ん？」と思うような内容もありますが、きっと誰かにとっては価値があるんだろうなと思います。それってとても素晴らしいことですよね。もちろん、モラルに反するものを除いて、ですが。

ふと「自分はどんなことをブログに書きたいんだっけ？」と考えました。

「自分が知りたかったことを書こう」とか「誰か一人でもこれを読んでホッとしてくれたらいいな」とか思いはいろいろありますが、私にとってサイト更新は生存確認的な意味合いが大きいです。

生存確認と言うとちょっと大げさですが、お気に入りの個人サイトが閉鎖されたり、更新が止まったりすると寂しいじゃないですか。ことあるごとに思い出しては「○○さん、元気にしてるのかな？」と勝手に心配したりして。

更新がないのは、毎日忙しい、リアルが充実しているということ。あるいは、体調を崩してネットどころではないというパターンもあると思います。でも、自分が昔読んでいたサイトで、体調不良による更新停止というのはそれほど多くなさそう。

そのときに思ったんですよね。更新の止まったサイトを前に「お願いだ！　声を聞かせてくれ！　『今日はコーンパン食べました』の一言でもいいから！　どうか君の言葉を！　頼む！」と。こうやって書いてみるとちょっと怖さがありますね。「会いたくて会いたくて震える」状態だったのでしょうか。

なぜそんな状況に陥っていたのかというと、いくつかの問題を抱えて毎日しんどかったからです。このときはまだ病気と診断される前でしたが、とにかくもう辛くて。それで、いろいろなブログを見ては「よし、○○さんも生きてる、私も生きよう、踏ん張ろう」と自分を励ましていたんですね。どこの誰だか知らない、ネットの片隅で見つけた同じ時を生きる人の言葉。それを支えに何とか生き延びているような状態でした。

だから、このブログも、つらい毎日を過ごしている誰かに、何らかのシグナルを送れたらいいな。真夜中の海、遠くの方でぼんやり滲む灯台の光のように。

そんなことを思いながら更新しています。
 

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