ナミうつブログ

「うつ」のお悩みを軽くするヒントを双極Ⅱ型障害の人が模索するブログです。

うつ病患者が精神科医とうまく付き合うための心得

 

診察

治療のため定期的に病院通いをしている方に質問です。

診察内容には満足していますか?
主治医との意志疎通はうまくいっていますか?

もしこの答えが「No」ならば、回復のためにも改善策を見つけていきたいですよね。

今日は、診察時のモヤモヤを少しでも解消するために、主治医とどのように付き合っていけばいいか考えてみました。

診察のたびに嫌な思いをしているという方、いつも話がかみ合わなくて困っているという方、何か解決のヒントが見つかれば幸いです。

診察のたびにモヤモヤする理由は何?

まず、主治医との関係がイマイチな理由を考えてみましょう。

可能性1 その主治医がとんでもない人間だから

こんなことを言うのは気が引けますが、どんな世界にも理解に苦しむような人はいます。実際に会ったことはありませんが、精神科医の中にもそういう人はいるようです(知人の噂話やネットの情報なので信憑性はありません)。

世の中にはいろいろな人がいるので当然と言えば当然ですよね。そう考えれば、主治医の人間性が原因となっている場合はあるかもしれません。

ただ、これに当てはまるのはごくわずかで、次の2つの可能性が影響しているのではないかと思います。

可能性2 自分の精神状態が良くないから

これは私自身の経験から確信したことです。

うつ症状がひどいときには、物事を極端なほど悲観的に考えてしまいます。自分では冷静に判断しているつもりでも、感情的になっている場合が多いんですよね。だから、何を言われてもマイナスに捉えてしまう。言葉を重ねれば重ねるほど責められているように感じてしまうこともあります。

主治医に不快感を抱くのは、そんな悪循環に陥りやすい時期だからかもしれません。

今振り返ってみると、「先生の言う通りだな」と思うことがけっこうあります。

可能性3 主治医のちょっとした不注意

おそらく心根が腐った精神科医はごくごく一部だと思います。とは言え、どんなに優秀な先生だって人間ですから黒い部分はあるはずです。

時には、そういった内面的なものがにじみ出てしまったり、本音がポロッと出てしまったりすることもあるのではないでしょうか。先生と比べたら怒られてしまうかもしれませんが、私なんてそんなことしょっちゅうです。

多分、主治医のポロリ発言に患者が過剰反応してしまうパターンが一番多いような気がします。

誰が悪いってわけではなくて、ちょっとタイミングが悪かっただけ。相性が悪かっただけ。人間関係ってそういうものですよね。

 

精神科医はカウンセラーじゃない

以上を踏まえた上で、どのように主治医と向き合っていくか考えていこうと思うのですが、その前に覚えておきたい前提があります。

それは、精神科医はカウンセラーではないということ。

私は医療の素人なので詳しいことはわかりませんが、精神科医の中でも先生によっていろいろなスタイルがあるようです。薬物治療を重視する先生、患者の話をしっかり聞く先生、患者との距離を保って治療にあたる先生……。どの先生も症状を改善するために必要な治療してくれます。

このように悪いところを治すのが医者の仕事。生き方や考え方について教えを乞う相手ではありません。

もちろん、多くのうつ病患者を診ている先生だからこそ言えるアドバイスもあると思います。カウンセラーのようにじっくり話を聞き、本音を引き出してくれる先生もいらっしゃるでしょう。こんなふうに今後の生活を見据えた治療をしてもらえたらありがたいのですが、みんながみんなそうではありません。

だから私は、このようなアドバイスは人生の先輩からの言葉として受け止めるのがいいのかなと考えています。そうすると多少ムッとするような言い方だったとしても処理しやすくなります。

中には、あえて厳しいことを言う先生もいるでしょう。それは、糖尿病の人に「甘いもの食べ過ぎちゃダメよ」と言うのと同じで、回復のために必要な指導。そこで「甘いものおいしいもんね、誘惑に負けちゃうよね、つらいと思うけど少しずつ減らしていこうね~」てな具合に共感しつつ言ってもらえると嬉しいですが(これに関してはバカにされてる感ありますけど)、そこまで求めることはできません。

精神科は他の科と違って心を扱うところなので、患者の心理を上手に動かす術を心得ている先生も多くいらっしゃるでしょうが、精神科医の仕事はあくまでも病気を治すための処方・サポートをすることだという点は心にとどめておきたいものです。

 

主治医だって人間だ ~主治医との付き合い方 3つの心得~

主治医と付き合っていく上で覚えておきたい心得が次の3つです。

1.いろいろな人がいる
2.相性の良し悪しがある
3.期待しない

先の「診察のたびにモヤモヤする理由」で書いた通り、主治医も患者も完璧ではありません。

不適切な発言や投げやりな態度はもってのほかですが、ちょっとした言い方やしぐさは無意識に出てしまうものなので仕方ありません。言葉のチョイスや質問の仕方にも、その人その人の傾向があります。

どんな人にも癖があって、それが持ち味にあることもあれば、嫌味に感じるときもあります。悪気なくポロッと本音が出てしまうこともそう。

その評価は受け取る側によって変わります。「配慮に欠ける人だ!」と腹立たしく思う人もいれば、「本音を話してくれる先生だな」と好感を抱く人もいるでしょう。

私がよく思うのは、自分の話し方が下手でうまく伝わらなかったのかもしれないということ。これは患者側が気にすることではありませんが、それが先生の態度に影響することもあると認識しておくと、無用な怒りを避けられます。

そして、どんなに歩み寄ろうとしてもかみ合わない場合は、相性が悪いと諦めましょう。その方がサッパリします。

私なりの感情の落ち着け方

主治医の言葉に傷付いたとき、「うつ病のつらさを経験したことがないからわかんないんだな」と考えるのも一つです。

これは決してうつ病を経験していない人を遠ざけるものではありません。経験の有無は治療に関係ありませんし、医療者はその痛みを想像して適切な対応をしてくれます。

うつ病を経験して初めて気付いた痛みや不便は確かにあると思いますが、どちらかと言うと「あなたの苦しみはあなたにしかわからない」という意味での捉え方です。

気持ちを汲んでくれない主治医に対してそう思っておくと、ちょっとは気持ちがましになります。

 

治療はしっかり、共感は期待しない

では、診察に臨む際の姿勢についてです。

心得の一つに「期待しない」と書きましたが、治療については妥協せず結果を求めましょう。

・症状や薬の効果についてしっかり伝える
・わからないことは聞く
・困ったことがあれば相談する

そして、気持ちや愚痴を快く聞いてもらうこと、わかってもらうことは期待しないようにします。

ただし、不調のときや心に余裕がないうちは難しく考えず、全部話してみるのが良いと思います。妄想や希死念慮はうつ病の症状ですが、当人は自分の考え方や性格によるものだと思いがちです。

私も体調がある程度落ち着くまでは、気になることは小さなことでも全部話すようにしていました。原因を探るためでもありましたが、話すことで安心できるという側面が大きかったです。

「こんなことを言ってもいいのかな」と思ってしまうこともありますが、そこに見逃せない症状が隠れているかもしれません。

どんな反応をされたとしても、伝えるべきことを伝える。

これが「治療はしっかり、共感は期待しない」という言葉に込めた思いです。

 

どうしてもダメなときは?

短期間にコロコロ病院をかえることはオススメできませんが、場合によってはさっさと見切りをつけることも必要です。

・治療に疑問を感じたとき
・医師の人間性が信頼できないとき
・相性が合わないとき

どうしても当たり外れはあるので、一喜一憂せず、地道に自分に合った病院を探していきましょう。セカンドオピニオンを利用することもできます。

転院するほどではないという場合は、妥協して付き合うのも一つです。診察を受けに行くだけ、薬をもらいに行くだけという感覚。事務的な関係と割り切れば、心をすり減らさずにすみます。

タイトルとはズレてしまいますが、「うまく付き合おう」と力まないのもポイントかもしれませんね。

最後になりましたが、あなたの心身が何より大切です。自分を責めず、心の声を尊重して、治療を続けていきましょう。

 

【関連記事】
信頼できる精神科医を選ぶ3つのポイント
精神科セカンドオピニオンを上手に活用して病気と向き合おう

 - お悩みいろいろ, 自分に合った病院探し 

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Comment

  1. 紙一重 より:

    わたしの工夫:三行日記

    ◎ 「診察内容には満足していますか?」
    診察を受けて,ほとんどいつも落ち込みます。

    ◎ 「精神科医はカウンセラーじゃない」
    「精神療法」と明細書には書いてあるのに… あらさがしばかりで,だれがわたしに「生きていてよかった」と思わせるように支援するのかしら?

    ◎ 可能性4:精神科医は脳化学についての医師?
    呼吸器の医師は,器官の構造・感染のしかた・薬理学に非常に詳しいでしょう。しかし,風邪の原因と言われる「ストレス」について,学問的研究をする方は,おそらく別な方?はては「生き方の指導者」とまで頼り切ってよいものか…

    糖尿病関係でさえ,生活習慣におけるさまざまな議論の存在こそが,真実が分からない証左に思えます。地球は丸いかという議論はだれもしません。

    精神科医はセロトニンやギャバを脳内で生成するメカニズムに精通しているにちがいありません。しかし患者が日々充実感を得られるような「定説」を,医師養成課程において履修科目にされているなら,現在より多数の方がすでに寛解しているはずだと思うのです。
     

    そこで
    ◎だれもほめてくれないなら自分でほめちゃえ!
    【順天堂大学・小林弘幸教授の「三行日記」】
    http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2014/07/3-4.html

    1行目 その日、一番失敗したことと、うまくいかなかったこと、嫌だったこと
    2行目 ものすごくうまくいったこと、もしくは感動したこと
    3行目 明日、これだけはやろうという目標

    要するに,昔も遠い将来など些末。「昨日より今日がマシな日になるように」と行動することに,わたしは集中しています。

    わたしの塾講師生活にもつらい思いがあります。「英検一級,TOEIC900点以上獲得していたのに!英語の原書も何冊も読んで,英語を話させれば英米人はわたしが教養ある英米人だと信じ込んだのに。授業の方法だってたくさんたくさん研究してあったのに!」そのように,ふと,こころにこみ上げることがあります。

    でも,だれもがわたしの誤りを指摘するでしょうね。
    「存在することは変化すること。川は,流れなければ川でない。」

    ナミさま,わたしも患者です。的確なアドバイスはけっしてお示しできませんが,お気持ちは少しだけでも共通すると思うのです。返信は結構です。ナミさまができるだけやすらかな時間をおとりなさることを,わたしはお望みします。

    ナミさまはしあわせであれ!

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