はじめまして。こんにちは。
私はナミと申します。このページを覗いてくださり、ありがとうございます。
さて、今日は、うつ病で自宅療養中のあなたとお話したい気分です。
噂によると、働いていないことに罪悪感を持っているそうじゃないですか。「私は怠けているだけだ」って。
インターネットでいろいろ調べていると、「うつ病は甘え」と主張する書き込みが見つかります。
検索結果の上位に出てくることも多いので、無視できませんよね。神経が過敏になっているからか、その言葉に胸をえぐられるようなダメージを受けてしまうこともあります。
私も、自分のことをずっと「甘えているダメな奴だ」と思ってきました。甘えは悪いことで、できないことも悪いこと。
いくら病気だから仕方ないと言っても、「気合が足りないだけだ」みたいな意識は変えられなくて、なかなか自分の心を休ませてあげられなかったんですね。
それで何とかしようとするんですが、どうしても身体が動かないから、何もできないわけです。そんな自分がもう許せなくて。
「うつ病は甘えじゃない。でも、私は甘えだ!」
そうやって自分を責めていました。人のことは許せても、自分のことだけは許せない。
え? あなたもそうですか? おそろいですね。
うつ病が甘えか否かは、さして重要じゃない
「うつ病のつらさは、なってみないとわからない」というセリフをよく見聞きします。その通りだと思います。
体がダルい。重い。起き上がれない。視界は灰色、闇の中にいるような感覚。とにかくつらくて苦しい。こんなことなら、死んでしまいたい。
そんな中で、何とか治療を続けていこうと思ったときに受け取る「うつ病は甘え」「甘えるな!」という言葉。それは、あなたの闘いを全否定します。
もともと自分で自分のことを「甘えているダメな奴」と責めているわけですから、その言葉は突き刺さります。
休養がうつ病治療の一環だとはいえ、ラクをしていることに変わりはない……。
「あぁ、やっぱり私は甘えているんだ」
でも、こんなに苦しい思いをしているんだから、「そうじゃない」って言ってほしい。このつらさ、ちょっとはわかってほしい。
それで自分に「甘えじゃないよ」と言ってみるけど、全然納得できない……。
うーん、つらいですねぇ、自分を責めずにいられないのは。
こういう自責や内罰的な考え方は、うつ病の特徴だと言われます。
「うつ病は甘え」という言葉に腹を立てたり自他を責めたりするのは、うつ症状のために、冷静に考えられなくなっているからかもしれません。
実際、私も症状が治まるにつれて、何でもかんでも「甘ったれな私が悪い」と責めまくることはなくなりました。
あなたの性格や人間性が原因のすべてではない。
そもそも、「甘え」って悪いことなのかというと、そうではありません。何事もケース・バイ・ケースです。
私は、こうやって私の話を聞いてくれるあなたは「甘えではない」と思います。だって、こんなに迷って苦しんで、「うつ病は甘え」って言葉に傷ついて。
何とかしようという気持ちがなければ、ウェブの片隅にあるこのブログに辿り着くこともなかったでしょうし。
だから、そんなあなたに伝えたい。
「肩の力、抜きなよ」
病気のせいにしたくない気持ちはあると思いますが、実際、病気が関係しています。
気合でどうにかなるもんじゃありません。
それはあなただって実感しているはず。自分の体に聞いてみてくださいな。
ほれ、いかがどす?
鬱と闘うキミ、すごいよ!
こんなにつらい毎日に耐え続けるあなたは、本当にすごいと思います。
え? 私のこと何も知らないだろって?
はい、そうなんですけどね、うつ症状がひどかったときの自分はよく耐えたなって思うから、同じような境遇で闘っている人もすごいよねって思うんです。
もちろん人それぞれ内容は違うんですけど、痛みに耐えているという点は同じ。
だから、誰に何と言われても、気にすることはない。
あなたがつらいと思ったらつらいんだし、そのつらさに甘えとかないんだし、そんなこと他人がとやかく言えることじゃないんだし。
あなたは別に「私はこんなにつらいのよ!」ってそのつらさを盾にしているわけじゃないじゃないですか。その痛みと真摯に向き合っているじゃないですか。
うん、やっぱりすごいよね。立派だよね。
私はそう思います。
甘えとか、別にどっちでもいい
あんなに「うつ病は甘え・甘えじゃない」にこだわっていた私ですが、今は特に何も思いません。
うつ病が甘えだろうが甘えじゃなかろうがどっちでもいい。
それよりも、どうしたら苦しみを軽くできるか、そのために何ができるか考えていきたい。
そうやって考えていく中で、自分の未熟さに気づいて「ぬあぁぁ~!」となることはしょっちゅうですが、それはそれ。今後できるだけ「ぬあぁぁ~!」とならないようにすればいいだけのことです。
もし、あなたがうつ病に対する無理解な言葉のせいで感情をかき乱されているならば、その「ムキーーー!」を軽減する方法を考えていきましょう。
精神衛生を保つために私が実行したのは、ネットの情報を遮断すること。
でも、ただ寝ているだけっていうのもつらいし、ちょっとでも気を紛らわせたいから、パソコンやスマホに手が伸びてしまうんですよねぇ。
あ、もしかして今、ベッドで横になってコレ見てます? 携帯片手にゴロン状態?
気分はいかがですか?
体調はどうですか?
痛いところは?
全部?
もうね、その苦しみを想像するだけで胸がつまります。だって、あなたが感じている痛みは私の想像を上回るものだから。
耳にタコができるほど言われていることだとは思うんですが、あまり無理をせず、ゆっくり休んでくださいね。
このブログでは、焦りや不安や自己嫌悪の中で感じたことを綴っています。
うつ病療養中の鬱々とした感情や言いようのないモヤモヤを共有できたら嬉しいなーなんて思いながら書きました。
もしかしたら、あなたの苦悩に共通するものがあるかも? もしよろしければ他のページも覗いてみてください。
旧ブログもありまして、こっちはよりリアルな感じ。うつ病の悩みを解決してスッキリしたい! という強い思いが込められております。
あれ? ネットの情報を遮断することをすすめていた人がブログを紹介していますね。そう、このブログは別です。ここは安全地帯です。ワインレッドの心です。
……もとい。
今はただ、あなたの心と体が少しでもラクになることを祈るばかりです。
よくなるまでは、スローペースでゆるゆると。
どうぞお大事に。
<甘えとは?>
甘えについて知ることから始めよう。
甘えが自然に発生する親子の間柄は人情の世界、甘えを持ちこむことが許される関係は義理の世界、人情も義理も及ばない無縁の世界は他人の住むところ
(『「甘え」の構造』p.59)
だそうです。「甘え」というのは、日本人に特有の感覚みたいですね。本当は甘えたいのに甘えられないから甘えを否定する……。みんな苦しいのね。
<甘えじゃないけど未熟>
わたくし一生、未熟者。つまり、未熟者には成長の余地あり。
<甘い歌声>
消えそうに燃えそうなワインレッドの心は甘えか否か。知らん。
私は不安神経症やパニック障害等
あまりきちんとした診断をされていません。
症状が様々でひとつの病名に絞り込めないそうです。
“うつ”とも断言されてないし
もう10年近くなるのに
まだ認められていない気がして
ますます自分は病気じゃないのかもしれない、怠け者だと感じます。
こんな”うつではないけどなにか”
なもやもやしてる私のような奴でも
こちらのブログの言葉を受け入れていいのでしょうか。
もし”うつ”以外の人も該当するなら嬉しいです。
私は何者なのかもう分かりません。
みくさん、コメントありがとうございます。
うーん、なるほど。診断については何とも言えませんが、みくさんが長年つらい毎日を過ごしてきたことは間違いない事実なんだと思います。
「うつ病」「うつ」という言葉を使っていますが、これは便宜的なものです。こういう系の悩みについて書いてるよーという目印と言ったらいいでしょうか。私は診断名にこだわりはありません。うつ病だろうが、他の病気だろうが、病気じゃなかろうが、根っこの部分には共通するものがあると考えています。
私も自分のことを怠け者だと感じます。甘えているなぁとも思います。でも、それは重要な問題ではありません。そもそも何をもって「怠け」「甘え」と呼ぶかによって答えは変わります。怠けたり甘えたりすることが必要な場合もあります。
そうやってあれこれ考えていると疲れてしまうので、私はどうやったらラクになれるかを考えています。少しでも苦しくない方法、心が軽くなる方法、簡単にできる方法。怠け者の発想ですね。
みくさんの苦悩が少しでも和らぐことを祈っています。
突然すいません
私も、多分気づけば幼少期から
自分は生きていては行けない
様な気がしていました。
結婚し、出産し
それでも変わりません。
自分の甘えと…正直
今でもおもってしまいがちです。
いっそ
この世から消えてしまったら…
そう考えてしまいます。
心が重くて、考えるとまたキツくて
でも、八方美人な性格からか
なかなか、外に言えず
また自分の甘えと…
やっと行った精神科で
うつ病とは、治るから病です。
貴方の場合は治りません。
生まれつきの精神不安定です
と‥言われました
ナミさん、こんにちは。
はじめてのコメントです。
双極性障害と診断されて半年くらいが経ちます。それ以来こちらのブログを見させていただいてます。
私も、この病気に甘えてるんじゃないか、という考えがなかなかはずれません。いつもぐるぐる回って最終的に、甘えてる、にくる感じです。悪い波が来ると特に感情のコントロールができません。つらいもんです。
こちらのブログはそんな私に、安らぎを与えてくれます。読みながら涙を流したこともしばしば…
なので、これからも更新楽しみにしてます♪
chatoraさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
その感じ、すごくわかります。「もっと頑張れるんじゃないか?」と思ったとき、「甘えてる」という答えが脳内にピコーンと表示されます。ぐるぐるしながら波にのまれて、それでも自分を責め続ける……。ほんと、つらいですよねぇ。
このようなお言葉をいただけて光栄です。私の方こそ、chatoraさんのコメントに心を温めてもらいました。ありがとうございます。
これからも、楽しく更新していけたらいいなぁと思っています。そして、chatoraさんに笑いの涙を流していただけたら、それは私にとって至上の喜びです。そのためにも精進いたします。
明けましておめでとうございます。シェパードと申します。
私事ですが、うつの波が只今訪れてまして、ズドーンと落ち込んでいる所でした。でもナミさんの記事を読んでいて、少し回復したかなって思います。うつは甘え…何度面と向かって言われた事でしょう。あれはつらいですよね。インターネットなんかでも、心無い言葉の多さに溜め息がでます。
そんななかで、ナミさんのサイトにくるとほっとします。個人的に猫好きなので、猫の画像が貼ってあるとなお嬉しいです。
あ、ちなみに前に仰ってた方もいらっしゃいましたが、「くるねこ大和」さんはとてもホッコリしますよ。作者さんの猫に対する優しい視線が素敵です。
最後になりましたが、読者の一人としてささやかながら応援してます。ナミさん大好きです(*^^*)まだ寒いのでご自愛くださいね!
シェパードさん、明けましておめでとうございます。昨年はありがとうございました。
そうですね、「甘え」という言葉で相手を否定する態度は本当に悲しくなります。でも、私もこの病気になっていなかったら「うつ病は甘えじゃない」と理解するのは難しかったかもしれません。だからといって、そういう心無い発言をする人を擁護する気はありませんけどね。
シェパードさんも猫ちゃんお好きなのですね。今回は、意図的に猫の画像を選んだわけではなかったんですが、気づいたら猫だらけになってました。どうやら心が欲しているようです。くるねこ大和さん、気になります~。早くチェックせねば!
あたたかいコメントをありがとうございます。シェパードさんのメッセージを胸に今日も元気に生きてゆけそうです。
シェパードさんも、どうぞお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。
ナミさん、初めまして。
去年、双極性障害と診断され通院中のRueriと申します。
自分事ですが、去年の今頃もうつ状態で休職を3か月仕事復帰をして間もなく退職、すぐに就職が決まり仕事を始めましたが、去年の悪夢再来!
ここで思う事って『自分に甘えてる?病気に甘えてる?』に集中してしまうんですよね…。
仕事をどうしたらよいか解らないときなんて切実に感じてしまいます…。
言葉には出さないけれど、あたしの周りにそう思ってる方々は多々…。
またそれも辛いところです。
今の今まで色々なサイトを見ては一喜一憂していたとき、偶然ここに辿り着きました。
今はきちんと休む事が大事なんだと思えるようになりました。
迷惑がかかるし、復帰したときの周りの方の態度が怖いなどの理由で仕事を辞めようか、無理にでも出勤するか悩んでいましたが、いったん、会社の方に休ませてもらえるようお話しをしたいと思います。
大きな勇気をくださってありがとうございます。
Rueriさん、初めまして。コメントありがとうございます。
悪夢の再来、ですか……。回復を感じていたときに体調を崩すと不安に襲われますよね。休職・退職後すぐに就職されたとのことで、精神的な負担も大きかったでしょうし……。そう考えたらRueriさんが甘えているなんてとんでもないですね。
無理をしないことは大事だなぁと痛切に感じています。仕事の取り組み方、休むか否かの判断は本当に難しいところですが、「甘えてるだけなんじゃないか」と罪悪感を強く持ってしまう時点で、その人は頑張っているんだと思います。自分に負けまいと必死に闘って。
誰が何と言おうとも、Rueriさんのお身体が一番大切です。心に余裕を持って仕事をすれば、Rueriさんの能力を存分に発揮できるはず。そのためにもゆっくり休んでコンディションを整えてくださいね。
私の方こそ、Rueriさんの前向きな姿勢に励まされる思いです。ありがとうございます。
焦らず、じっくり、自分のペースで進んでいきたいですね。
始めまして あーちゃんと申します
結婚してから気分が優れない 朝起きれない 自分を責めてしまって存在してることが辛くなり 夫に相談したら それは甘えだと言われました
それからの私は 甘えなんだ自分がもっと頑張れば と励んできましたが溝にハマる一方
子供も産まれ発達障害の疑いがかかった時にも 義家族が私の育て方が悪い と言い どんどん自分の自信がなくなりました
友達にも親にも相談出来ず 一人で戦ってきましたがもう限界を感じ
本当に甘えなのか?と疑問が出てきたので うつ病 甘え と検索をかけたらここのサイトにたどり着きました
読んだら こころが解れたのか涙が止まりませんでした
すこし前向きになって クリニックへ通うことにしました
家族に理解を得るのは難しいと思いますが 可愛い子どものため
もっと笑えるお母さんになろうと思います
本当にこの記事を書いてくれてありがとうございます
あーちゃんさん、はじめまして。苦しい中でコメントをくださり、ありがとうございます。
うーん、そうですか……。ご家族に理解してもらえないのはつらいですね。「甘え」という言葉は、使う人によってニュアンスが違う場合がありますし、定義も曖昧です。私は、誰だって頑張っていると思うし、誰にも甘えていない人なんていないと思います。だから、あーちゃんさんのことを甘えだと批判することは誰にもできません。
もしかしたら、ご家族は励ましの意味を込めてそのような言葉をかけられたのかもしれませんが、コメントを拝見する限り、もう少しあーちゃんさんの気持ちを汲んでくれたらいいのになぁと思ってしまいました。
ここまで一人で戦ってこられたあーちゃんさん。よく頑張りましたね。……って偉そうにすみません。でも、本当にそう思います。あーちゃんさんは悪くないですよ。つらくても自分に鞭打って耐えてこられたのですから。
お子さんには、前向きに頑張ろうとするお母さんの気持ち、伝わると思います。少しでも笑える時間が増えるといいですね。でも、あまり無理はされませんように。無理して笑っていると、つらくなってしまうことがあります。
肩の力を抜いて、できることから一つずつ積み重ねていきたいですね。
地下生活 何十年。
どんよりとした薄暗い世界で何十年。
寂しくて不安でたまりません。
たまに 月明かりが差すこともあります。
死ぬまで地上に出ることはありません。
あらゆる努力をしても
地下生活から這い上がれません。
ジメジメして気持ち悪くて、
苦しくて誰もいません。
心の世界が、
私が見える世界はこんな感じです。
性格的なものでしょうか?
たぬきのポンちゃんさん、コメントありがとうございます。
長い間、つらく苦しい時間を過ごしてこられたのですね。真っ暗闇の中、希望もなく、進むべき方向もわからず、たった一人……そんな心境を思うと胸が痛みます。
不安や寂しさは簡単に埋まりませんね。私自身、もがけばもがくほどズブズブと足を取られるような、そんな絶望に似た切なさを経験したことがあります。
心の傷を負っているときには痛みがすべてを支配していまいますが、たぬきのポンちゃんさんとつながっている人がいるということを感じていただけたら嬉しいです。画面を通してではありますが、私も、コメントをいただいたことで出来たつながりを大切にしたいと思います。
たぬきのポンちゃんさんに穏やかな日々が訪れることを祈っています。
コメントが返信されなくても結構です。
元気づけられたのでコメントすることにしました。
うつになる人くらい真面目な人なんだから、元気になればまた働きますもんね!
怠けているなんてとんでもない!
少し心が軽くなった気がします
うつ病から大学を中退し家を出されて疲れてしまい薬をたくさん飲んでしまいました
退院後はお金もなく麻痺が残ってしまったため職にもつけず、相談相手には働くしかないと言われ、正直、命を粗末にするか悩んでいました
ここのお話をいろいろと読んで、悪あがきでもいいので、遠くに行くためのお金で、先生に全て話してしまおうと思えました
現実が変わらなくても、もやもやしていなくなるより、全部吐き出していなくなった方がすっきりもしますしね
どんな結末であれ、最後は笑ってやろうとおもいます