英語には「You」という言葉があります。
もちろん日本語にも「あなた」「君」などの二人称があるのですけれど、英語の「You」はもっと頻繁に登場します。日本語に比べると省略されることが少ない、あるいは、日本語が主語を省略できすぎちゃうってことなのかもしれないのですが。
日本語で一般論を語るとき「我々は」「私たちは」などと言ったりしますが、英語だと「You」で一般論っぽく表現できます。日本語とは距離の取り方が違うみたいです。
私は、ブログを書くとき「あなた」に向けて書きたい。
「向けて」というよりは「隣りに座って」。
話すでもなく話す。考えるでもなく考える。
存在の承認をやりたいんだと思います。
「いていいよ」「いてくれてありがとう」的な。
でもそのスタイルってけっこう難しいんですよね。あまりにも余白が多すぎて、それがツッコミどころになる。もしSNSなど自分のあずかり知らぬ場所で火をつけられたら、目も当てられない状態になりそうです。ああ、こわやこわや。
そんなことを考えているとき、あるメモを見つけました。
「正直であること・読者を信頼すること」
いつ、どんな思いでメモしたのか忘れてしまいました。なぜこれらについて書こうと思ったんだっけ?
きっと今ここに書いたようなことを漠然と思ったのでしょう。
そして、読んでくれる人を信頼して正直であろうと改めて思ったのかな……。
余白は読者への信頼と考えるなら、私がここまでブログを続けてこられたのは、やっぱり「読んでくれるあなたのおかげだよ」という話になるんだろうなと思います。そう、今まさにこの文章を読んでくれている画面の前のあなたです。
たとえ私の差し出すものが不完全でも、受け取ってくれる人の存在を信じていたから、できたことなんじゃないかという思い。
自分は長らく、常に人を疑う癖がついていると認識していたけど、ちゃんと信じることもできるんだなと今さら気付きました。遅いですね?
文章を書くことは、人をどう扱うかという問題でもあるかもしれません。
読んでくれるあなたと一緒に考える。
話しかける、問いかける、投げかける、呼びかける。
そういう文章を書きたいけれど、それを書くには勇気がいる……。
あら? 話が最初に戻ってしまいました。
まあ理想通りの形にはならなくても、貴方の存在を感じながら書いているよってことでヨロシク(?)。
そういう文章の書き方ができる場ってそうそうないから、すごく貴重でありがたいことです。
本当に、いつもありがとうございます。
