小さな安心のメタファー「プチプチを被せる」

雑記帳をパラパラとめくっていたら、「プチプチを被せる」というメモを見つけました。

あーそういえばメモしたな~と当時の記憶がよみがえりました。確かフリマアプリ用の梱包をしたときだったと思います。梱包するものがいくつかあって、壊れやすそうな物もあったから、プチプチを使ったのです。そして、その包むアクションをくり返す中で、この感覚をブログに書きたいなと思いメモしたのでした。「プチプチを被せる」って何か示唆してくれそうっぽいっと思って。完全に忘れていたんですけども。でも、見つけた瞬間に「あ~!」と思い出したのですね。

で、メモした当時は、包む動作について考えていたんですけど、今「プチプチを被せる」という言葉を見たときに思ったのは「ああ、プチプチに包まれたい……」だったんですよね。

なんでしょう、優しさを求めているのでしょうか。不安なのかな……。あ、将来不安から守られたいということはありますね、間違いなく。

で、まあそれはそれとして、そうなったらいいなと思いつつ、改めてプチプチを被せることについて考えたのでした。何かを優しく包むこと。緩衝材の大切さ。気泡のぷっくり感。などなど。

 

割れ物や精密機器を保護するための緩衝材、これを、そっと被せるあの行為。何かを壊れないように包む、あの手の動き。何かを守るための、あのアクション。

なんか尊くないですか。「大切に守りたい」という気持ち?

心が傷つきそうなときにも「プチプチ」があったらいいですよね。外部からの刺激を柔らかく吸収し、内側の大切な部分を守ってくれる存在。プチプチを巻いた後の安心感、これで壊れないだろうという信頼感。

「プチプチに包まれたい」、これは小さな安心のメタファーです。

 

そんなプチプチから学べることはあるでしょうか。うーん、なんだろう、優しさとか余裕とか、あとは遊びの大切さとか……?

遊び、そう。プチプチって実際に遊べますしね。あれ楽しいですよね、プチプチ潰すの、無心になります。あー、最近やってない。なんかやりたくなってきた。

って、話がそれました。脱線ついでにもう一つ。

あのプチプチって名前、登録商標だってご存知でした? 一般名は気泡緩衝材というそうです。気泡緩衝材……そのままですけど、その言葉聞いてもプチプチを思い浮かべられないなぁと思って。なんか強そうじゃないですか? プチプチの可愛らしさがないし。

そう、「プチプチ」って名前がポイントですよね、音がもう可愛いんですよ。英語だとバブルラップという商標名らしいです。こちらははなんか溺れそう……。たぶん泡風呂のイメージですね。

って、優しさ・余裕・遊びの話はいずこへ。なぜか溺れそうになっていますね?

まあ、「真綿で首を締める」という言葉もあるし、物は使いようってことではあるよねと大分飛躍した答えを得るのでした。

なんか、最初想定していた方向性とまったく違うほうに進んでしまった……ああ。まあそういうこともある。あります。

「プチプチを被せる」というキーワードから、特にこれといった教訓を得られなかったわけですけれども、まあ優しさ・余裕・遊びの大切さを再確認できたのでいいことにします。

あ……えっと今、「バカとハサミは使いよう」というフレーズが頭をよぎったのですが。まあね、物事ってそんなにわかりやすい結論を持っているものではないですからね、「思ってたんと違う」感こそ、人生ってもんです。ってすぐそうやって雑なまとめ方をするの、気をつけよう。

 

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