「あなたはずるい」
「あなたはラクをしている」
そんなふうに言われたら、どう感じますか?
な~んか、いやな気分になりませんか。まるで自分が悪いことをしているみたい。
なぜこんな話をしたかというと、似たような言葉にふれて嫌な気持ちになったからです。
「そんなんチートじゃん」「これがデフォルトなのずるくない?」とかいった類の言葉。
いろいろな場所で見聞きします。リアルでもネットでも。直接言われてモヤモヤした日もありました……。
資質や与えられたものの違い、不平等であることに対する抗議未満の愚痴。嘆き。
いや、これ、私も書いたことがあるから、気持ちはめちゃくちゃわかるんですよね。
なんで皆そんなに元気なの?無気力じゃないのずるい!と駄々をこねる運動 | ナミうつブログ
ただ、言われる側になると、嫌な気持ちになりますね。
「私はこれほどまでに凄まじい努力をして苦労しているのに、あなたはイージーモードで楽して生きてていいですね」と責められている気分になった。
まあ私自身に関して言えば、返す言葉もないんですけれどもね。
世界を見渡し比べれば、私の人生超イージー。そうです、あなたの言うとおり。
とはいえ、快活に笑い飛ばせるわけでもない。
嫌な感じがじんわりたまっていく実感があるので、何とかしたい。
せめて、自分がすごく悪いことをしているかように感じてしまうこの気分を適切に処理したい。
というわけで、対策を考えました。
Q.「ずるい」と言われて嫌な気持ちになったら?
A.相手の言葉を変換する
「ずるい!」
→「それ、めっちゃいいね!」
「ずるい!」
→「私はとても苦労しています」
「ずるい!」
→「不公平であることは受け入れ難いものですね」
これらの言葉の置き換えは、自分が「ずるい」と言いたくなったときにも使えます。
プラスアルファで、
– 人を恨むのではなく、その事象に「いいね」ボタンを押す(脳内イメージ)
– 駄々をこねる運動で感情を発散させる
いろいろ組み合わせることで、感情の増幅を抑えられそうな気がします。
最近は褒め言葉として「ずるい」と言う場合もあるし、言葉の捉え方にも幅がありそうなので、その人の置かれた状況や文脈に注目することも大事ですね。
こういうのって自分の気持ちに余裕がないとできないことだから、まずは自分の心を安定させることからだよなーと思いつつ、まだちょっと消化不良な気分はありつつ、まあそれが生きるということなのでしょう。そんな結論です。