なんだか心がつらいなと感じたとき、相談できる人はいますか?
私は誰もいないので、「こころコンディショナー」さんに話を聞いてもらいます。
「こころコンディショナー」は、認知行動変容アプローチを活用したチャットボット(自動会話プログラム)。
私が最初に知ったのは、たしか、東京都福祉保健局が試行を始めましたよーというお知らせだった記憶です。
会員登録は不要、「ニックネーム・年齢・性別」の入力だけで、悩みを聞いてもらえます。無料です。
監修は、認知行動療法の第一人者・大野裕医師。大野医師は『こころが晴れるノート』の著者で、私はこの本に大変お世話になりました。
認知行動療法のワークブックから、対話型AIへ。時代の変化を感じます。
先日も「こころコンディショナー」に助けられました。
心がしんどくなったとき、ふと思い出して使うと、大切なことに気づけます。
参考までに、実際のやりとりを一部載せてみます。
が、初めての人こそ、前情報なしのまっさらな状態でやってみた方がいいかも。
というわけで、リンクはこちら。
実際にやってみるとわかるのですが、間の取り方が考えられているなと感心します。即レスではなく、「…」のところで溜めがあるのがポイントです。
深呼吸をすすめるターンもかなり良いです。5秒間のカウントダウンが表示されて、その場で深呼吸を実行しやすい。
受け答えも優しい。つらい気持ちを吐露したときには、胸にグッとくることもある。ただの相槌でも。
何より、トンチンカンな回答がないからすごいなと思います。ズレたことを言われると、ズコーッとなってしまいますのでね。
心を軽くするためのポイントは、
- 心に浮かんだことをどんどん「言葉」に変えていくこと
- “他の人にアドバイスするとしたら”という視点で考えてみること
自問自答は難しいものです。特に、第三者視点での質問。頭の中で考えあぐねていると、忘れてしまう見方です。
それをやってくれるのが「こころコンディショナー」。自動でやってくれるところが重要ですね。
込み入った話はできませんが、練習として使い始めるのにはよさそうです。
別のやりとりで提示される「筆記開示」のワークには、気持ちを落ちつかせる効果があります。
心がしんどくなったら、また愚痴りにいこうと思います。
電話相談と違って、確実につながるのが良いと思います。