最近つくづく思うんですけど、ご縁って大きいですよね。その後の人生に多大な影響を与えることがあります。「人生を変えた出会い」というやつです。
そういう、ステキな出会いの話を聞くたびに、自分の人生をふり返ってみるわけですが、「人生を変えた出会い」は思い当たりません。
とは言え、別にネガティブに思っているわけではありません。劇的なエピソードはないというだけです。それに最近はちょっと捉え方も変わってきました。当時は特に何も思わなかったけど、実はアレまあまあダメな出会いだったなとか、今思えば、自分の向き合い方やアプローチ次第で、素晴らしい出会いになったのかもしれないなとか、距離をとって(他人事のように)見られるようになってきました。
どちらかと言えば私は、過去をふり返ることを良しとしません。終わったことをあれこれ言ったって仕方ないし、大抵楽しくない気持ちになるから。
でも、過去・経験から学ぶことって多いわけだし、もうちょっといろいろふり返ってみてもいいのかなと思い始めました。
思い出したくないのに過去の嫌な記憶がよみがえって「うわあぁぁぁ~~」となるのも、同じ過ちをくり返さないための反応なんだろうし、死なないためにプログラムされた機能だと思えば、良いと思えない出合いも大事なものと思えるかも?
まあでもやっぱり、さっき書いた「実は良い出会いだったんじゃないか」「自分次第でもう少し違う形になったんじゃないか」みたいな考えはナンセンスなのかなという気もします。どんなときも、そのときのベストを尽くしたという思いが強いから。「それが自分の実力だったんだよ」という感じです。
出会いは運ですが、自分の行動を変えることで別ルートに変わることもあるので、閉じずに開いていくといいんでしょうね、心とかいろいろ。っていうのはありきたりな答えですが、本当にそう思います。