先が見えない不安。いつまでも癒えない悲しみ。慢性的に生じている虚無感。
そんな中で日々を過ごすのはつらいですよね。
考えるのが嫌になって、思わず現実から目を背けてしまう。いわゆる「現実逃避」というやつです。
逃避したからといって、悩みや問題が解決するわけではありません。でも、ムダなこと(特に自分の士気を下げること)ばかり考えて、問題をこじらせるくらいなら、適度に逃避して休憩するのがよい。というのが私の考えです。
なんですが、「逃げること=悪いこと」という認識を持っていると、ちょっと道草をくっただけで、罪の意識が生まれ、つらくなってしまいます。
そこで今日は、罪悪感を抱きやすい人でも、後ろめたさを感じにくい現実逃避法を紹介します。
……と、なんだか大仰に書いてしまいましたが、ただ「いろいろ嫌になったときは英語学習をする」というだけの話です。「英語アプリで眠気覚まし」の話とあわせてどうぞ。もちろん英語以外の外国語でもOKです。
コレクター気質の人向け勉強法(現実逃避法)
- わからない英単語に出合ったら、紙の辞書を引く
- 調べた単語に赤線を引く
- 調べた意味に緑線を引く
- 例文をチェックする
以前「パズルゲームと英語でだるさをやり過ごす」という話を書きましたが、あれからも英単語学習は続いています。どうやら習慣になったようです。学習と言えるほどの内容ではなく、ゼロよりはましだ程度のものだからだと思います。
「とりあえず単語アプリを立ち上げる」、これが最低限の目標。まずは形だけでも、といったところです。
アプリで覚えて、どうしても頭に入らない単語は紙に書いて覚える。
基本はそんな感じでやっています。やる気が出ないときは、単語と例文を紙に書き写すだけです。覚える気ゼロ。それでも許されます。合格です。
これに加えて、ちょっと前から取り入れてハマっているのが、紙の辞書を使った勉強法。
- 調べた単語に赤線を引く
- 調べた意味に緑線を引く
たったこれだけのことなのですが、この作業がなかなか楽しくてハマりました。
赤ペン・緑ペンで線を引く作業は、単語をコレクションしているような気分になるんですよね。「コンプリートできたらすごいよねー」なんて思ったりしながら。
辞書を引いたとき、同じページにマーカーがしてあると、頑張ってる感を実感できるのが良いです。すでにマークしてある部分を見返すことで、記憶も強化されます。
高校時代の辞書を使っているのですが、ほとんど不足はありません。「?」と思ったときは、ネットの辞書で確認できますしね。
収集欲を満たしつつ、頑張りも視覚化できちゃう。そんな勉強法です。
全部テキトーです
というわけで、最近の私の英単語学習をまとめるとこんな感じです。
英単語アプリで覚える
- アプリ内テストの点数を上げることを目標に
紙に書いて覚える
- 英単語と意味を紙に書き出す(手作り英単語シート)
- 辞書を引き、英単語に赤線を、意味に緑線を引く
- 例文を書き写す(手作り例文シート)
手作り英単語シートで反復
- 空いた時間で単語と例文を音読する
- 英語を隠して、日本語から英語で書いてみる
- 間違えた単語・例文はくり返し書く
こうやって書くと、いろいろやってる風ですが、実際はめちゃテキトーです。
現実逃避の一環として、辞書を引き、単語をコレクションして、例文を書き写しているだけ。やっていることは「ねこあつめ」と一緒です。
英単語の勉強がいいのは、現実逃避としてやっているだけなのに、後ろめたさを感じにくいこと。
「もう嫌だ~」と思ってマンガを読んだりお絵かきしたりしても、どうも罪悪感がある。「こんなことしてる場合じゃないのに……」と思ってしまう。
でも、英語の勉強なら、「いつか役立つかもしれないし」「勉強は悪いことじゃないでしょ」という意識が働いて、そこまで後ろめたくありません。
もちろん「こんなことしてる場合じゃないのに……」と思うことには変わりないのですが、目的もなくネットを眺めてボーッとするよりは、後悔することは少ないように思います。
というわけで、最近は「もう嫌だ~」「何もやりたくない~」と思ったときには、英語学習をすることにしています。
書き写すだけ。音読するだけ。くり返し書き連ねるだけ。これなら、難しいことを考えなくてもできます。
知識を身につけられて、その上、嫌なことを忘れられるなんて最高じゃないか!
そう言い聞かせながら、惰性で英単語を頭につめこむ日々です(はね返されることも多いです)。