できないことはできないと認めるしかない、というか、できないことを「努力すればできるようになる」などと言って、やり方を変えることなく強引に推し進めるのはよくないなぁと思います。精神論はただの思考停止です。という言葉をどこかで目にしたのですが、誰が言っていたのか忘れました。思考停止というのは本当にその通りだと思います。
場合によっては「やりたくない」を「できない」と言っている場合があります。私がそうです。何かを成す気力を持つことができないのです。とにかく力が出ない。体が重い。だるい。だから、やりたいと思えない(これが一時的なものならいいんですが)。
やりたくないことを「できない」と決めつけるのはよくないかもしれません。やってみたら以外と普通にできるかもしれない。やる必要があることは、やりたくなくてもやらざるを得ないけれど、やらなくてもいいことはやらなくていいし、やるべきだと誰かから強いられているだけで、それが自分のためにならないのなら、これもまたやらなくていいこと。そうやって仕分けしていくと、やらなければいけないことは絞られてきます。
自分がどうしたいのか、自分がOKだと思える合格ラインを決めておくと、判断がしやすくなるのでしょうね。こうやって抽象的に話すのではなく、具体的に問題点を挙げていくのが解決への近道です。
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「できないことはできないと認めるしかない」というスタンスに対して、「夢を諦めることはしたくない」という態度もあります。素晴らしいと思います。希望を持てなくなったら寂しいですものね。私もかつてはそういう考え方だった気がします。
だけど、もうそんな元気はなくなってしまいました。これが老いるということだろうか……なんて言ったら自分より年上の人に笑われてしまいそうですが。
そんな状態だから、夢を諦めたくないと熱く語る姿が眩しく映ります。本当になんと素晴らしいことでしょう。まぁ夢がどんなものかにもよりますかね。どうですかね。
先日『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』を観たのですが、ラムちゃんの夢は、ダーリンや家族や友達みんなといつもと変わらぬ日常を楽しく送ることでした。
なんかすごい尊いなぁと思いました。そういうの、いいよねって。
できないことをできないと認めることは、夢を諦めることとイコールではありません。希望を叶えるためには、現状を正確に理解する必要がある、というような話を思い出しました。
「諦める」はもともと「明らかにする」という意味を含んでいました。できないことをできないと認めるのは大事なことです。その上で、夢や希望を持つことができたら素敵ですね。
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話は変わって、とにかく迷惑を最小限にとどめたいという思いを私は持っています。現状が迷惑だと言われたら(生産性がない、役に立たない、医療費がかかる、社会資源を圧迫するなど)、もはや私には死を選ぶほかありません。だけど、多分自ら死ぬことは好ましいことではないと思うので、現状を維持しています。
双極Ⅱ型障害と診断されている私としては、軽躁状態が訪れることを望む気持ちもあるのですが(アクティブになって楽しいから)、同時に恐れてもいます。
わーっと元気いっぱいで余計なことをしてウザがられるのは嫌だし、あれもこれもと仕事を抱え込んで体調を崩して結局投げ出すような形になるのも避けたい。
波を荒立てないためには、いくらかの配慮が必要で、そのために生じる不都合は受け入れていくしかないよねぇ……といったところです。
これまでのことをふり返ってみると、20歳頃がピークだったと思ます。このとき自分は爆発した。あとはもう下り坂。ミミズで言うなら、体がちぎれて、そのままモゾモゾ死ねずにいるような。
だからもう騙し騙し生きていくしかありません。こういうことを言うと、さまざまな反応が返ってくるので、実生活では口にしませんが。
そんなこんなで、活力を失って日々を惰性で生きているのですが、できないことはできないと認めるしかないよね~という思いを書き連ねたくなったので、思いつくまま言葉を書き連ねてみました。
「元気があれば何でもできる」って本当にそうだと思います。元気がないと何にもできないから。いや、元気がなくてもできることは結構あるけど、良い気持ちでできることは限られる。うーん、求めすぎなのかもしれないですね。
やはり、諦めも肝心。
といういつもの結論に至ります。
私が執着しているものが何か理解できたら、こんがらかった糸は少しずつほどけていくのかもしれませんね。
ナミさん
体調が良くないみたいですね
しっかり寝て養生してください。
お大事に
ナミさんは迷惑なんてかけていません。「生産性がない」とか「役に立ってない」とか、そういう言葉が聞こえてきますよね。とても嫌です。以前は学校でいじめがあったけど、今は大人が社会でいじめをやってるんじゃないかなって思います。
突然すみません。ずいぶん前からここへやってきて、助けられています。僕もメンタルの病気です。同じように感じています。
僕も、今ここにいることの不都合を感じることがあります。でも、自分の意志で生まれてきたわけじゃない。そして、いずれ誰もがこの世を去ります。それがいつなのかは誰にもわかりません。今ここにいるだけでいいじゃないか、そう思いたいです。