「頭がぼんやりする」
「やる気が出ない」
「何をやってもうまくいかない」
そう嘆きたくなることはありませんか?
目立った不調があるわけではないのに、何だか冴えないのは、脳がうまく働いていないからかもしれません。
では、どうすればいいのか?
その答えが『脳が冴える15の習慣』にありました。
実践的なハウツーが満載の一冊。読み進めながら「なるほど」「確かに」「これはいい!」連発の内容でした。
「頑張ってるのにうまくいかない……」
そんな人にぴったりの本です。
冴えない脳をシャキッとさせる方法がわかる
この本を書いたのは、脳神経外科医の築山節先生。
不調を訴えて来院した患者さんの事例をもとに、さまざまな改善策を提案しています。
外来にやってくる患者さんの中には、脳に障害が生じて、思うような生活が送れなくなっている人がいます。
しかし、脳に障害がなく、他に問題が見られないのに、記憶・集中・思考力が落ちている患者さんもけっこう多い。
なぜそうなってしまうのか?
そんなアプローチから、冴えない脳をシャキッとさせる方法が紹介されています。
脳を生まれ変わらせるために試したい15の習慣です。
例えばこんなハウツー
- 脳を活性化させる朝の過ごし方
- 集中力の高め方
- 上手な睡眠のとり方
- 問題解決能力の高め方
- 思考の整理術
- コミュ力アップのコツ etc.
わかりやすいし納得感がスゴイし実用的で人生が上向く!
とても素晴らしい本だったので、感想を簡単に羅列していきたいと思います。
具体的なハウツーが満載
今日から始められる具体的な習慣が紹介されています。
例えば、私がいいなと思ったものを挙げると、
- 朝起きたら音読する(脳のウォーミングアップ)
- 「試験を受けている状態」をつくる
- 目をよく動かす(遠くを見たり近くを見たり、五感を働かせて)
- 机の片付けを優先する
- 寝る前はテキトーに勉強して、起きてから整理する
などなど。脳を効率よく働かせるための方法です。
やる気が出る
それぞれの習慣について、なぜ効果があるのか、脳のメカニズムにふれながら解説されているので、しっかり納得できます。
納得できるから、頑張ってやってみようと思えます。やる気が出ます。実行することで効果を感じます。その結果、もっと頑張ってみようという好循環が生まれます。
→ やってみよう
→ いい感じ
→ もっとやってみよう
→ 好循環でハッピー
めちゃわかりやすい
平易な言葉で書かれているので読みやすいです。脳のメカニズムも、素人でもわかるよう、噛み砕いて説明されています。身近な比喩も理解を助けてくれます。気力があるときなら、するするっと読めます。
コンパクトにまとまっている
情報量が充実しているのに、スッキリとまとまっています。情報がきちんと整理されているので迷いません。各章の終わりにまとめがあり、大事なポイントをしっかり確認できます。
最後に
何だか冴えない毎日を過ごしていると、気が滅入ってきますよね。
それで私は対処法を模索して、ブログにあれこれ書いてきたわけですが、何年もかけて積み重ねてきたものか、この一冊に全部書かれていた。
「え? これ読んどけばOKじゃん?」
正直、そんな感想です。本当にわかりやすいし、役立つ情報がいっぱい。効果もしっかり感じられます。
調子が悪いときは無理せず休む。これを前提としつつ、できる範囲で本書の習慣を取り入れていけば、きっと素敵な時間を過ごせるようになるでしょう。
「頭がぼんやりする」
「やる気が出ない」
「何をやってもうまくいかない」
『脳が冴える15の習慣』は、そんな人に手渡したくなる一冊でした。年齢性別問わずオススメできる本です。