ナミうつブログ

「うつ」のお悩みを軽くするヒントを双極Ⅱ型障害の人が模索するブログです。

私のトゲトゲした心を柔らかく穏やかにしてくれるもの

 

空と風船

やる気がなくなると、私はよく空を眺めます。

うつ症状がひどくて気持ちが沈んだときや、出口が見えなくて途方に暮れてしまったときにも、よく空を眺めてボーっと過ごしたものです。

空の青さや変化し続ける雲は見ていて飽きません。夕陽が沈む前の青とピンクとオレンジが重なる光景は幻想的で見とれてしまいます。その美しいグラデーションが夕焼け空に変わる瞬間には懐かしさを感じてトゲトゲした気持ちが丸くなります。

空は変化し続けているけれど、ずっとそこにある。絶対になくならない。私を裏切らない。

人間関係のいざこざに疲れて孤独を感じたとき、そんなことを思いました。私の勝手な解釈ですが、それですごく救われたんです。

 

空を見上げることで洗われる心

Just fly!

私が空を眺めるようになったきっかけは、ある人の言葉でした。その人は早くに父親を亡くし、悲しくなると空を見ていたそうです。そうするとお父さんを感じられる、心強くなれる、と。

亡くなった人が天国から見守っていてくれるという表現はよく聞きますが、それを「空」と表現することは私の中で新鮮でした。そういうことを意識し始めてから、「この空を見て人はどんなことを感じるんだろう?」「今こうして空を見上げている人はいるのかな?」と人の気持ちを結びつけることが増えました。

そういえば、夜空の月を見て涙がこぼれたことがありました。まだ症状がよくなかったときです。なぜだかわからないけれど、ぽろぽろ泣けてきて、胸が苦しくなりました。

後々それを思い出しては「どんだけセンチメンタルだよ!」と笑い草にしていましたが、空は人の気持ちを浄化してくれるものなのかもしれないなぁとも思うのでした。

 

空の写真を撮りまくった療養生活

夕暮れの空

季節によっても空模様は変わります。特徴的なのは雲の形。肌で感じる空気も違うし、空の色も微妙に違います。毎日空を見上げる中で、ちょっとした変化に気付けると嬉しくなります。

まだ調子が優れず、散歩に出るのも困難だったときに私のモチベーションを上げてくれたのは、空の写真を撮ることでした。似たような写真を何枚も何枚も撮りました。素人が撮る写真ですから、何の演出も面白味もありません。ただの自己満足。でも、これってすごく大事ですよね。

なぜ空は青いのか、空の青はどこまで続いているのか、ということを考えるのも好きです。科学的な答えは出ているんでしょうが、自分なりの感覚でそれを想像するのが楽しくて。

それから、自分が見ている空の青と、誰かが見ている空の青は同じなのかな? とか。色覚異常で緑や赤の見え方が違うこともあるし、一人一人の感覚も違うんだから、同じ青を見ているとは限らないんじゃない? と思ったんです。何人かに聞いてみたところ、皆「え? そりゃ同じでしょ」という答えが返ってきて、「そりゃそうだな」と思ったんですけど、今でも私の頭の中にはなぜなぜどーして君がいます。

うまく言葉にできませんが、感性が研ぎ澄まされたあの時の私が“何か”を感じていたのは確かです。

 

私が空を眺める理由

コスモスと青空

そんなわけで、療養中何をしていたか聞かれるたびに、よく空を見ていたなぁと思い出します。窓から眺めたり、散歩しながら見上げたり、河原で横たわってボーっと眺めたり、ブランコに揺られながら星空を見つめたり。

頭は働かないし、焦りや不安でいっぱいだし、体もだるくてどうしようもない。

あぁーーー、しょうがない、空でも見るか。

そんな感じでした。全然ロマンチックな感じじゃありません。空を見て問題が解決するわけでもありません。

ただ、空を眺めている間は、ちょっとだけ心が穏やかになります。自由を感じられます。

天候は人の心のようだと表現されることもあります。まったくその通りで、雨の日の空は自分の落ち込んだ心を映しているような気がします。ちょっと元気なときには、すがすがしい晴天が気持ちをより晴れやかにしてくれます。

その時々の気分によって受け止め方は変わるので、何を見ても悲しみしか感じないときや、明るい空が怖いときもあるでしょう。

でも、そういうことを含めて、空を眺めることが私は好きです。どの瞬間もキレイだし、自分の心の状態を知れるから。

そこに何も答えがないっていうのがいいのかもしれませんね。無になれるというか。

だから私は、これからも気持ちがしぼんだときには空を見上げると思います。

空を見上げる羊さん

 

 - 療養中の過ごし方, 雑記・独り言 

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Comment

  1. 真さん より:

    こんにちわ。ナミさんのブログに初登場させていただきます。

    数日前、写真の笑顔の羊さんのような公園に妹が車で連れて行ってくれました。
    ワンちゃん2匹つれて、自分はカメラで写真を撮ろうとでも、上手くカメラが設定できなくって、数時間ひそかに格闘。
    すると「できるよ、貸して」
    あの時に見た夕焼け、思い出しました。

    その後妹のパソコンがあいたのを見計らって、自分のブログ確認していい!
    「いいよ」すると仲のいい友達からコメント
    「これでいいかな?変なこと書いてない」って妹に確認してもらって。
    「うん大丈夫、」なんて
    そんなこと思い出したのかな?朝から涙が出てました。なんか知らないけど。

    空、んん、、、「今日は雨か^^」自分の気持ち見たい。
    ナミさんのブログのきれいな空と素敵なコメントみて、今日はゆっくり過ごします。^^

    • ナミ より:

      真さん、こんにちは。初登場のコメントありがとうございます。そして、真さんのブログでも紹介していただいて。温かいお言葉をたくさんありがとうございました。

      優しい妹さんですね。緑豊かな公園と、2匹のワンちゃん、そこに広がる夕焼け空。とっても素敵な光景です。そこでひそかに格闘する真さんの心の中にはいろいろな気持ちがあったと思います。でもそこには、真さんや妹さんのたくさんの優しさが溢れていたんだろうなぁ~と勝手に想像しています。

      ブログコメントを返信するときはドキドキしますよね。相手の気持ちが嬉しいからこそ、慎重になります。私も「変なこと書いてないかな」って不安になりながら投稿しています。うまく言葉が出てこないときもありますしね。でも、どんな言葉を綴っても真さんの気持ちはちゃんと伝わっていると思います。こちらのブログには気兼ねなく、どんなことでも書き込んじゃってください。難しく考えないのが一番です。

      美しい空に癒されながら、心と体を大切に過ごしていきたいですね。
      季節の変わり目ですので、風邪などひかれませぬようご自愛くださいませ。

  2. なな より:

    ナミさんの見上げている空と私が見上げている空は同じなんだろうか。。。同じ空を見上げていたら嬉しいなと思いました。
    いつもは辛く鬱々とした日でも、今同じ空を見上げているうつ病患者さんがどこかにいると考えると、少し嬉しくなります。

    心模様で空も感じ方が変わってくると思いますが、どの心にも変わらない姿で接してくれる空を、普段から意識して眺めてみるのもいいなあと思いました。

    • ナミ より:

      ななさん、コメントありがとうございます。

      そうなんですよね、同じ空を見上げているかもしれないと思うと心が温かくなります。空がずっとつながっているように、人の心もつながっている……なんてポエマーみたいなことを思ったりなんかして。

      「どの心にも変わらない姿で接してくれる空」

      すごくキレイで優しい表現ですね。心模様は空だけでなく言葉にも反映されると私はいつも感じます。今度空を見上げるときにはきっとななさんの言葉を思い出すでしょう。

      素敵なメッセージをありがとうございました。

  3. えみ より:

    こんばんは。
    わたしも空を見るのが好きです。
    特に夜空が好きです。月がキレイに見えていると、宇宙ってどんなだろう?とか考えちゃいます。空想するの楽しいですよね。
    うつの波がどわーて襲ってきたり、もう死ぬしかないと思いつめて家を飛び出して近所の橋から、ぼっーと眺めてると気持ちが少し軽くなます。
    そのほとんどが夜なので、親に心配されて連れ戻されてしまいますが。
    ダメな娘ですね。

    すいません、長々と書いてしまいました。いつもとても楽しくみています。無理をなさらない程度にブログ運営なさって下さい。
    秋の空も楽しみですね。

    • ナミ より:

      えみさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

      夜空は宇宙を彷彿とさせますよね。私もそういうことを空想するのは大好きです。そして、えみさんと同じシチュエーションで心配されることも多々ありました……。当事者としてはすごく共感、でも家族からしたらそりゃ心配になりますよね。

      いつもブログ読んでくださっているとのこと、とても嬉しいです。
      そして、お心遣いありがとうございます。
      秋の空に見とれて風邪を引かないように気をつけないといけませんね。
      えみさんも、お身体に気をつけてお過ごしくださいませ。

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