死にたい私に生きる目的を与えてくれた「ヘアドネーション」

ロングヘア

本日、ワタクシの生きる目的を果たして参りました。

ヘアドネーションです。

これは、「hair(髪の毛)」を「Donation(寄付)」すること。

日本では、NPO法人JHDAC(ジャーダック)という団体がありまして、病気などで髪の毛を失ってしまった方のための医療用ウィッグを無償で提供しています。

JHDAC | ジャパンヘアドネーション&チャリティ

この活動について私が特に共感したのは、JHDACの理念。

私たちJHDACが「理想」とする社会とは、必ずしも”ウィッグを必要としない社会”です。病気や事故で髪を無くしても、クラスメートから奇異な目で見られることも無く、これまで通り友だちとして接してくれる、そんな仲間や友人がいる学校。ウィッグを身に着けていなくても、電車の中でジロジロと見られない社会。色んな髪型が個性として認められている様に、”髪が無い”ことも、1つの個性として受入れられる、そんな成熟した社会を目指して、微力ながら活動を続けていこうと考えています。

素敵な考えです。

さて、ウィッグを作るためには31cm以上の長さが必要とのことで、ワタクシその条件を満たすため、2年ほど髪を伸ばしておりました。

というか、本当はお金が無くてヘアカット代を節約していたということもあるのですが。あと、外に出るのがおっくうだったという理由もね……。まぁ、それは置いておいて。

ネット上をウロウロしていてたまたま見つけた「ヘアアドネーション」という活動。「これなら私でもできる!」、そう思って、私は髪を寄付することにしました。

当時の私は、生きる目的を完全に見失っていました。希望もなく、気力もなく、つらいだけの毎日。「こんな価値のない人間、生きてる意味ない」。そういったことしか考えられなくなっていました。

そんな私にとって、ヘアドネーションは私の人生に大きな意義をもたらしました。「こんな私でも誰かの役に立てるかもしれない」。これがどれほどの希望となったことでしょう。

そして、私は決心したのです。死ぬのは31cm以上の髪を寄付してからにしようと。

で、髪を伸ばしているうちに「死にたい」という思いが和らいでいきましたとさ。

めでたしめでたし。

 

では最後に、ヘアドネーションのためのカット工程をご紹介。

綺麗なお姉さんは好きですか♪~ヘアドネーション~

美容師・中庭廣明さんのブログ。ヘアドネーションの記事がいくつかあります。私のお気に入りブログです。ヘアドネーション関係なく面白いので。私もカットしてもらいたいな~。楽しいヘアーにしてもらえそう。

ちなみに、私がカットしてもらった美容師さんは「髪の寄付? 初めて聞きましたー」と言っていたので、理美容業界でもヘアドネーションはメジャーではないのかもしれません。でも、快くカットしてくださいました。感謝。

「髪切りたいー!」と思っているあなたに。こんな活動もあるんですよ~というお知らせでした。

あと、散髪は気分転換になりますよ~という感想。

これで、クリスマスとお正月、気持ち良く迎えられそうです。満足満足。

2 COMMENTS

めみ

「ヘアドネーション」初めて知りました。
前から思っていたのですが、ナミさんの情報網の広さはすごいですね〜♪
その団体の理念も、ほんとに素敵だと思います。
たまたま私、5日前に髪をばっさり切ったばかりで
“おーーぅ。切っちゃったー”と思ったのですが
残念ながら31cmは無かったし、そこまでは
伸ばせなかったと思うので、まぁまぁそれはそれで。

話を逸らしてしまいましたが、
私が知らなかっただけで、
活動自体も理念も、そういうことを考えている人がいるんだ〜ってなんだか温かい気持ちが湧きました。
それと「死にたい」っていう思いを抱えている時に人の役に立つことを考えて、生きて、実際に行動したナミさんを尊敬…?
んー?なんていうか「尊敬します」ではありきたりなくらい、とてもとても貴重な方だなぁって思いました。
…言葉が乏しくてすみません。

過去に死にたかった時期があり、髪を切って気持ちも変わったばかりの私に、ぐぐぐっとくる記事でした。

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ナミ

>めみさん

コメントありがとうございます。

偶然ですね。めみさんもバッサリいっちゃいましたか~。

そんなふうに言っていただけると嬉しいです。でも、全然そんな高尚な考えがあったわけでもないので恐縮です。何せ「お金がない」というのが最大の理由でしたからね。

とは言え、めみさんがおっしゃるように私も「そういうことを考えている人がいるんだ~」とすごく優しい気持ちになれたのは確かです。髪を伸ばす過程で「これってただの自己満かもしれないな」と思ったこともありましたが、支援活動をしている方々の存在を知り、「困っている人の役に立ちたい」という純粋な気持ちは大切にしていこうと思い直しました。

何でもまずは知ることからですね。そして、めみさんのような思いやりが人の心を救う、私はそう思います。ちょっとクサいですけど。

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