「楽しい」へのアクセスは現在制限されています

「過去の楽しい記憶が思い出せない」

そんなことってありませんか。

私はあります。過去の楽しかった記憶がまったく思い出せなくてワロタによくなります。思い出そうとしても靄が立ち込めるというか、感情がブロックされる感じがあって。で、前にも同じことを書いていて、それが変わらず続いています。

過去をふり返ってもろくなことはない | ナミうつブログ

抑うつ状態がひどいときにポジティブなイメージを思い浮かべるのが難しいというのは、そりゃそうだよねと思います。でも、わりと調子が落ち着いてるときでもずっとそうなんですよね。そこまで絶望的に悲しいわけじゃなくても、昔の嫌なことや失敗ばかり思い出す。単純に不思議。過去の楽しかった記憶に紐づく感情を思い出せないのはなぜなのでしょう?

まず、心理学の立場からそういう状態を説明できるみたいです。悲しい気持ちのときは、その気分に合ったことばかり思い出そうとして、昔の嫌なことや失敗ばかり思い出しちゃうよという。「気分一致効果」というそうです。気分が落ちこむと脳の前頭前野や海馬がうまく働かなくなって、ポジティブなイメージが浮かびづらくなる。それは自分を守るための脳の仕組みなんだよ的な。

だから、落ち着いているとはいえ慢性的に希死念慮を抱えている自分の場合は、脳が鬱寄りの選択をしがち。そう理解しました。とはいえ、脳の仕組み的には自然な状態だとしても、私の場合は癖になっている部分もありそうです。長年うつ状態を経験してきて、悲観的な思考パターンが無意識のうちにくり返されるようになっているんじゃないかなと。

それでも、思考の癖があるとしても、それなりに落ち着いて過ごせている今は、ある程度コントロールできるようになってグッドと言うこともできそうです。過去の楽しい感情にアクセスできないのは、感情の揺れそのものを抑えるモードが働いているのかも。落ち着きを保つために、喜びや悲しみも含めた感情全体を抑えめに。そのおかげで、荒れ狂う感情の波を回避できてる…ってコト!?

でも、感情の動きを抑えているといっても、完全に無感情になっているわけではありません。「無」の雰囲気に近づくことはあるけれど、「今、ここ」にいる自分は、常に何かしらの感覚を生じさせている。その感覚に目を向けることが大事っぽいですよね。

そんな感じで、時間をかけて自己理解を進めていこう的な話になるのでしょうかね。すぐに答えが出なくても、目の前にある疑問を紐解くことで納得が得られたらいいし、よくわからなくても、時間をかけて向き合っていくうちに、だんだんわかってくるかもしれない。焦らず時間をかけるのは大事。

「迷い探し続ける日々が答えになる」という歌詞がありましたけど、これはほんとにそうだよなといつも思います。マッキーはすごい。

好きなものは好きと言える気持ち抱きしめつつ、何とかやっていけたらいいなと思います。

 

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