最近観て面白かった映画10選【2025年映画日記】

先日の投稿、『ブラック・ビューティー』映画感想で、「これがすんごい面白かったので」と書いたのですが、他にもすんごい面白い映画はたくさん観てるんだよな~という思いがありまして、それらの感想を語る回を本日は開催したいと思います。

前回の映画感想まとめを書いたのもう2021年なんですね。そんなに前だっけ……

2020年に観た旧作映画ベスト10 

きちんとしたレビューは書けないので、素直な感想をそのままぶちまけるスタイルでいきます。「ネタバレなし」ですが、余計な情報に触れたくないよという人は、ここでお別れです。またお会いしましょう。

フラダンスする白くま

最近鑑賞して面白かった映画10本(2020年代多め)

ここ半年で観た映画を振り返ってみたら、自分的高評価作品がちょうど10本ありましたので、それを観た順に紹介していきます。

サブスク動画配信勢なので最新作はありませんが、今回はわりと新しめ作品多めのラインナップとなりました。

それでは、スタートです!

『ザ・メニュー』

The Menu / マーク・マイロッド監督 / 2022年 / アメリカ

これね~面白かった!!けど、怖かった!!どこかコントみがあるのに、立場によっては恐怖と絶望でしかないよな〜という同情もあるし、わあああああという感じです。皮肉が楽しかったり、「本当に大切なことってなんだろうな」みたいなことを考えましたよね~。ラストも面白かったな~、しばらく放心しました。最初から最後まで退屈する暇がありませんでした。

『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』

Sound of Metal / ダリウス・マーダー監督 / 2019年 / アメリカ

「これ今年イチの映画じゃないか?」となったやつです。体験型映画。戸惑いや孤独を痛いほど感じて「自分だったらどうだろう?」「選択すべき大切なものは何だろう」という問いが消えませんでした。とてもよい終わり方でした。それにしても、少数派は少数派というだけで、多くの苦労をしているということを改めて思い知ります。自己受容や他者受容のかたちに思いを馳せました。

『PERFECT DAYS』

Perfect Days / ヴィム・ヴェンダース監督 / 2023年 / 日本・ドイツ

新年一発目に見た映画で「初っ端に当たりを引くとは幸先がいいな」と嬉しくなった作品。めっちゃ好きなやつ。変わり映えしないように見える日々のくり返し、そのなかで起こる小さな変化、それこそが尊さを感じさせてくれる的なね、そのかけがえのなさ、世界の美しさに「はぁーーーー」ってなるやつです。本当に何気ないもの、特別じゃないものたちが輝いて見えるんだよ~っていう。役所広司さんの良さもすごいなと改めて思ったし、トイレ掃除のモチベーションを上げてくれる実用面にも優れた映画。

『カード・カウンター』

The Card Counter / ポール・シュレイダー監督 / 2021年 / アメリカ

これはね~、胸糞パートありの映画です。でも、面白くてめちゃめちゃ引き込まれて観ていました。なぜだか目を離せなくなるんですよね、なんでだろう、すごいな、と思いながら観ていたんですけども。自分にとって贖罪は重要なテーマっぽいので、『グラン・トリノ』や『マンチェスター・バイ・ザ・シー』と並ぶ印象深い存在となりました。ああ、忘れられないよ……!

『マクベス』 (2021年)

The Tragedy of Macbeth / ジョエル・コーエン監督 / 2021年 / アメリカ

映像がカッコよかったです。白黒のコンストラストとか建物の構図とか影とか、フレーム内のバランスが全部パキッとキマっていて、見入ってしまう感じ。最初は舞台演劇みたいな台詞回しに慣れなくて、「独り言多っ」「誰に喋ってるんだよ」「めっちゃ喋るじゃん」と笑ってしまったのですが、そのうち慣れて、引き込まれていました。「弱い心」をこれでもかってほどに描いているのが面白いのかなぁ。フランシス・マクドーマンドはやっぱりすごいな~と思いました。何がすごいのかよくわからないけど。気迫?

『ザ・バンカー』

The Banker / ジョージ・ノルフィ監督 / 2020年 / アメリカ

これまたずっと食い入るように観ていて、退屈する暇なかった作品。正攻法でいけないなら、穴をついて突破してやるぞっていうワクワク感がいいのかな。登場人物の魅力っていうのも大きかった気がします。自分がどうなろうとも窮状を訴える。かっこいい~!みたいな胸アツ感? 翻って、どう生きるかを問われる作品でもあると感じました。

『スピリテッド』

Spirited / ショーン・アンダース監督 / 2022年 / アメリカ

出た出た贖罪。けど、楽しい。正直、期待せずに観始めたのですが、普通にめっちゃよかったし、面白いし、胸にじーんとくるシーンもあるし、最高じゃん!となりました。家族愛バンザイ的なところに収束するんじゃなくて、友情とか、「本当に大事なことって何かな」ってところをちゃんと見せてくれてる。って、さっきからそればっかですね。でも物語ってそういうものですよね。ミュージカル仕立てだからそりゃもう愉快だよゴキゲンだよってところもあります。こういうのは思いっきりハイテンションなのがいい。また観たいと思える映画。楽しい気分になりたいときに。あるいはクリスマスに。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

Everything Everywhere All at Once / ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート監督 / 2022年 / アメリカ

話題になったやつ~。通称エブエブ。面白かった!ずっと楽しいからすごい。オバハンが主人公で戦うってのがアツい。私もオバハンなので!マルチバースで行ったり来たり。まさに、Everything Everywhere All at Once 「同時に至るところに全て」です。下品さもあるけど、登場するモチーフがどれもユーモアたっぷりで可愛くて笑顔になる。いや、ユーモアじゃなくておふざけか?本筋から大きくそれない程度に、緊張をほぐす潤滑油として使われる感じ。そして重要なモチーフはいつまでも自分の胸に残る。ちゃんと人間ドラマでもあるんですよね。同時に、存在の不思議についても。また観たいな。

『ザ・ホエール』

The Whale / ダーレン・アロノフスキー監督 / 2022年 / アメリカ

シリアス系なんですが、重要なシーンでなんか笑っちゃったのは内緒。たぶん安心して嬉しくなったからだと思います。心の傷をえぐられて、自傷行為に走ってしまうシーンは忘れられません。こんなつらいシーンそうそうないですよ……胸がギューッとなったし、今思い出してもつらい。みんなそれぞれに葛藤を抱え、それぞれの人生を生きていると伝えてくれていてよかったです。いやしかし、これほどまでに自己嫌悪のときの感じが伝わってくる映画って他にあったかねぇ。はぁ〜。「人は誰かを救うことなどできない」。ほんとに。

『ブラック・ビューティー』

Always Shine / ソフィア・タカール監督 / 2016年 / アメリカ

感想はこちら。
面白いけど、あーしんどい『ブラック・ビューティー』感想

最後に

以上です。ほんとになんか勢いだけで書いてしまいましたが、書いている本人はとても楽しかったです。ありがとうございました。

映画は心の栄養、そして現実逃避に最適です。

でも現実逃避といっても、物語は生きる助けになるので、これからも頼りにしていく所存です。

 
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