あなたは料理が好きですか?
私は……好きと言えるようになる可能性はありそうと感じつつも、まだ苦手意識が強いです。
煮るとか焼くとか炒めるとか蒸すとか、この、火を通す工程がどうもおっくうに感じてしまうんですよね。
そんな私ですが、最近喜び勇んで作るレシピがあります。
それがこちら。
ナスのゴマポン酢がけです(大きめナス2本使用)。
レンジで簡単!なすのゴマポン酢がけ 作り方・レシピ | クラシル
このレシピのいいところは、コンロで火にかける工程がないこと。レンジでチンするだけだから、楽チンなのです。
で、先ほど料理に対する苦手意識があると言ったんですが、私、下ごしらえは好きなんですよね。食材を刻んだり、皮を剥いたり、余分なところを取り除いたり、そういう作業。
その作業が、このレシピには詰まっているのです。5mm幅にナスをカットするとか、大根おろすとか。俺の好きなやつ!
<このレシピの良さ>
- ナスを薄切りにする → 楽しい
- ズララララと並べる → 楽しい
- 大根をおろす → 楽しい
- レンジで温めるだけ → 楽チン
- 調味料はポン酢とごま油だけ → 楽チン
- 見た目 → わーお
- 食べる → うまい
簡単なのに、見た目豪華で、おいしい。最高。これはもう私のためのレシピじゃないか! と喜んでおります。
ナスは厚めに切っても薄目に切ってもおいしいです。テキトーにバーッとやってもおいしいです。
あと私、盛り付けが絶望的に下手なんですけど、このレシピだと、そこまでヤバいことにならないのも良いです。小口ネギがないときは大葉を乗せて彩りを添えれば何かもうGood。本当に素晴らしいレシピ。
大量のナスに困ったときに最適です。
まーしかし、料理上手な人が羨ましいです。
いや、上手じゃなくていいから、せめて億劫がらずに取りかかれるようになりたい。
なんで私は料理に積極的になれないか考えてみたんですけど、たぶん素早さと柔軟さが求められるからですね。状況に応じて、手早くパッパとやらなくちゃいけない、その追い立てられる感じが苦手なんじゃないかと。
火加減を見て、食材の具合を見て、手早く混ぜたり炒めたり。例えば卵焼きを焼くときには、焦げる前に巻かないといけない。だからといって早めに手をつけたらぐちゃぐちゃになっちゃう。この「ジャスト」を狙わなきゃいけない感じが疲れる。落ち着かないのですよね。
カレーとか鍋とか蒸し野菜みたいにテキトーでもわりと大丈夫な、懐の広い料理は、まだ何とかなるんですが。そう、だから、そればっかり食べることになるのです。
なんかこれ書いてる間、キーボードの変換が一発で出なくて、「炒める」は「痛める」や「傷める」、「食材」は「贖罪」になっちゃって、そのたびに「わかる……」って思うんですけど、一体何がわかるんだろう。私にとって料理は贖罪なのか……。やはり料理は労働なんだ……。
何にせよ、レンチンしたナスに大根おろしとポン酢ごま油かけて食べるの美味しい素敵、というお話です。
ありがとうございました。ごちそうさまでした。
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