悪夢に苦しめられることはありませんか?
うつ病との関係は不明ですが、療養中、私はしょっちゅう悪夢を見ました。
追いかけられる夢、罵られて晒し者にされる夢、体を引き裂く夢、全身に蛆が湧いて腐敗する夢 etc.
言葉にするのもはばかられるような、グロテスクで気持ち悪い夢が多かったです。妙にリアルで。あまり覚えていなくても目覚めたときに嫌~な感覚が残っているんですよね。涙が流れていたり、変な汗をかいていたり。思い出すだけでゾッとします。
普段の生活に近い夢もあったのですが、悩みの最中にいるせいか、基本的には暗い。悲しみと絶望に満ちた雰囲気でした。
もはや夢なんだか現実なんだか見分けがつかなくなっていました。眠っても悪夢、目覚めても悪夢。地獄の日々です。
そんな私を救ってくれた、悪夢に苦しめられたときの対処法があります。
悪夢を見てしまう原因や意味を探っている人には物足りないかもしれませんが、気持ちをラクにする効果がほんの少しはあるのではないかと思います。
悪夢の苦痛を軽くする対処法
では、さっそく悪夢を見たときの対処法をご紹介します。
それは、
「あぁ~、夢で良かった」と思う。
以上。
いや~、こんなんじゃ、罵声が飛んできそうですね。でも、私はこれでラクになったんです。
この他に試したことも挙げてみると、
- 軽い運動をして身体を疲れさせる
- クラシック音楽を流して眠る
- 寝る前に温かい飲み物(白湯、ハーブティー、しょうが湯など)を飲む
- 夜はキャンドルの炎を明かりにして過ごす
- アロマテラピーの香りでリラックスしてから眠る
軽い運動は効果的な気がします。が、身体が重くて動かない。調子が良くて頑張れたときは、いつもより眠れるのですが、あまり効果は感じられませんでした(という記憶です)。他の4つも悪くはないんですけど、悪夢は消えず。
うわぁぁあぁぁぁぁ~!
私を救った主治医のテキトーなお言葉
そうやって悪夢と格闘していたときに、医師に言われたのが先のアドバイス。
「夢でよかったと思えばいいことですからね」
確かに。
夢には主に2つの機能があるそうな。
② これから経験することに備えてのシミュレーション
私は「なるほど~」と妙に納得しました。
それまでの私は悪夢を取り去ることに必死でした。夢の意味を考えて問題を解決しようと躍起になって。完全に悪夢に捉われていました。もはや「私は毎日悪夢に苦しめられる」と思い込んでいたんでしょうね。
だから、この答えを聞いて拍子抜けしました。でも、ものすごく適切だなぁと思って。
例えるなら、ぐるぐるバット30回やってフラフラとよろけているのに「どうしたらこのフラフラが治るんだ~」とさらに30回ぐるぐる回ろうとする私の周りにふかふかのマットを敷いてくれた、みたいなイメージです。「あ、倒れても大丈夫だ」「フラフラはそのうち治るわ」という安心感。
ちなみに、通常のぐるぐるバットは5~10回でゲロゲロになりますが、悪夢はそれをはるかに上回るゲロゲロですよ、という意味で30回としました。
そんなこんなで、その後も悪夢に苦しめられることになるのですが、目覚めた後の苦悩は和らいだと記憶しております。
悪夢の原因? 夢占い? それは私の淡い期待
悪夢の原因は、日常のストレスだとか、食生活だとか、病気や薬によるものだとか、いろいろ聞きますが、実際のところはどうなんでしょうね。
潜在意識がどうのこうのというお話も興味深いところですが、素人が簡単に理解できるものではないような気がします。
特に、過去のトラウマや衝撃的な体験を抑圧しているなどの事例。これは専門家に任せるが吉です。
とは言え、精神分析の専門家の中にもいろいろな流派があるようで、夢分析を重要視しない先生もいるようです。
確かに私も夢を深読みしすぎて、必要以上に苦悩を大きくしていた節があるので、あまり夢にこだわらない方が良いのでしょうね。
潜在意識を探りたくなるのは私だけではないようで、夢占いの本をしばしば目にします。でも、私は思いました。
「自分のこと知りたいなら覚醒してるときの行動を観察すればいいんじゃん!」
夢分析に期待するのは、「悩みをスッキリ解決してくれる的確な答えを得られるんじゃないか!?」という気持ちがあるからです。あるいは、自分には潜在的な能力があるのではないかという淡い期待。
私はきっと悪夢に捉われることで、悪夢を呼び寄せてしまったのでしょう。神経が過敏でしたし、冷静な判断力を欠いていましたから。
THE 思い込み!(かな?)
夢見よう それがダメなら寝ずの番
悪夢は「健康に気をつけてくださいよー」というサインだと考えて、できることから生活を改善していけばいいのかなと思います。
まずは病気を治すためにゆっくり休みましょう。
「だぁかぁらぁ! 悪夢ばっか見てゆっくり休めないって言ってるんでしょーが!!」
……すみませんでした。代わりに良質な睡眠を得る方法を探しておきますから、勘忍してください。
<効果のほどは知りません>
▲素敵な夢を作り出すおもちゃ。夢見モードで「見たい夢」に近づけるサポートをしてくれるそうです。当然のことながら、見たい夢を確実に見られるわけではありません。
いい夢見ろよ! あばよ!
ナミさん、こんばんは!
私も鬱状態が酷い時は、毎日のように悪夢をみていました。
なかなか寝付けず、やっと眠れても苦しい夢ばかりみて
ぐっすり眠りたい、気持ちよく目覚めたいと何度思った事か。
夢でよかった、と思う。本当にそうですよね。
横になったり、リラックス出来る環境で休む事で
少しでも心が休まれば、それも一つの休養ですね。
もちろん良質な睡眠が取れるに越した事はないですが
少しずつ、少しずつでいいですよね。
毎回拙い文章で申し訳ありません。
しほさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
しほさんもそうですか~。悪夢のあの不快感、本当に嫌になってしまいますよね。
夢のメカニズムはよくわかりませんが、しほさんのおっしゃる通り、心を休ませることが一番の改善策なんでしょうね。そうは言ってもやっぱりつらいものはつらいんですけどね……。そのあたりの受け止め方や考え方も一緒にほぐしていけたらいいのかなぁと思います。
ほんと、「少しずつ、少しずつ」ですね。荒波に抗わず、流れに身を任せて自然体でいきたいものです。
どうもです。
世間はGWが明けて、いかがお過ごしでしょうか?
夢の話ですが、自分の場合はやはり日常の不安定な部分や、先々の不安が顕著に夢に現れます。
昔は『今』が安定していたせいか、気にならなかったり、夢も特に見なかった気がします。
日々生きる中で不安と緊張感が高めで、身体がかたいんで、寝る前に出来るだけストレッチを取り入れています。
それでも悪夢見る時は見るんすよね。
普段の生活でも、どうしてもコントロール出来ない部分ありますから、もう開きなおっていますが、笑。
ロビンさん、コメントありがとうございます。
そうなんですねぇ、やはり不安は夢に投影されやすいのでしょうか。私も昔はあまり悪夢を見ませんでした。変な夢でも楽しめる部分があったんですよね。
緊張をほぐすためのストレッチはよさそうですね。身体がガチガチだと余計に力が入って疲れてしまいますし。
開き直りは重要ですね。抵抗すればするほど、苦しみを増幅させてしまうことは多々あります。
心穏やかに過ごせる時間を少しでも増やすことが解決策となりそうですね。それがなかなか難しいのですけれども。これからも何か良い方法がないか模索していこうと思います。
ナミさん、こんにちは
わかりますわかります。私も療養中はしょっちゅう悪夢を見ていました。友人に罵倒される夢、歯がぼろぼろ抜ける夢…それはそれは気持ちが悪かったです。
悪い夢を見ると、寝るのがおっくうになりますよね。それが困り物です。
たしかに「夢でよかった」と思うことは大事ですね。
調子のいい今だから言えることは、悪夢を見るのはずっとじゃないよ、ということかもしれません。こころがつらい人たちに気持ちのいい目覚めが訪れますように。
エマさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね。眠ることが恐怖、でも、起きていてもつらい……本当に困ってしまいますね。
歯がぼろぼろ抜けるって、聞いただけでも何というか、不穏で怖いですね……。悪夢のあの何とも言えない気味悪さはあとを引きます。
エマさんがおっしゃる通り、悪夢は一生続くわけではないということを頭の片隅に置いておくといいですね。
優しさのつまったメッセージをありがとうございました。