感情が溢れたとき一瞬で冷静さを取り戻す方法

鏡をのぞき込む女性

悲しくて悲しくて涙が止まらない。
怒りがふつふつとわき上がって制御できない。
気分が沈んで何も手につかない。

そんなとき、鏡を見ると、ちょっと冷静になれます。

どんなに取り乱していても、鏡に映った自分の姿を見るときには第三者的視点。感情的になっている自分を外側から見つめることができます。

地下鉄のホームに大きな鏡を設置している駅がありますが、これも同様の効果を期待した人身事故防止策なのだとか。

追い込まれた自分の姿を客観的に見る、このワンアクションは行動に何らかの影響を与えるはずで、多少なりとも感情を抑える効果はあると思います。

鏡の中のひどい顔をした人

私自身、鏡で自分の姿を見て、心身の状態をはっきりと自覚したことがあります。

うつで休職する前のこと。職場の出口付近に鏡がありました。幅は広くないものの、全身が丸々映る縦長サイズの鏡です。

いつも私は鏡から顔を背けて通っていました。自分の姿なんか見たくないから。ですが、あるとき何気なく鏡に目をやって、愕然としました。

そこにいたのは、疲れ切った顔をした自分。顔はパンパンにむくんでいるし、全身からどよ~んとしたものが漂っています。それはもう背景にスクリーントーンが貼られているんじゃないかと感じられるほど。

いまだにあの姿は忘れられません。普段の醜さをはるかに上回る衝撃的な醜さ。それを目の当たりにして、私は自分がかなりヤバい状態になっていることを自覚したのでした。

鏡を見ることで気分が悪くなるときは?

鏡を見ることで、冷静な視点を取り戻せることは確かなのですが、コンディションによっては、ただ惨めになるだけの場合もあります。

例えば、泣いて泣いて涙が止まらないとき。近くに転がっている携帯電話を見ようとして、真っ黒画面に自分の顔が映ることがあります。

不意打ちに「ウッ」となりつつも、自分の泣き顔を見て我に返ります。

「あ、泣いてる」

それほど精神的に悪い状態でなければ、「泣いていても現状は変わらない」「泣くより○○しよう」と気持ちを切り替えるきっかけになります。

でも、心がひどく弱っているときには「こんなことで泣いている弱い自分なんか大嫌い」「なんて醜い」「こんな自分いらない」と自己嫌悪に陥ることも。

そういうときは、あえて鏡で自分の惨めな姿を見る必要はないですよね。

何をしたってダメなときはあるし、どうやっても心の痛みが取れないときは、余計なことをせず、放っておくのが一番。

泣きたいときは泣けばいいし、怒りたいときは怒ればいい。

疲れるまで感情を味わい尽くして、そのままゆっくり眠りましょう。

最後に

自分の姿を自分から離れて見ることはできません。

そういう意味で、私たちはいつも自分中心に物事を見ています。

でも、鏡を使えば、そんな自分を第三者的な視点で見ることができます。

だから、感情が溢れてコントロールできなくなったときは、鏡の前に立ってみる。

すると、持続する感情に区切りをつけられます。苦しがっている自分を客観的に見つめることで新たな視点も生まれます。冷静になれば、適切な答えも見つかります。

もちろん鏡を覗いたって問題は何も解決しません。気持ちを切り替えるどころか、虚しさや惨めさが浮き彫りになって不快感が残るだけかもしれません。中にはひどい苦痛を感じる人もいるでしょう。

でも、自分がそういう状態にあることを自覚しているかしていないかの違いは大きいと思います。

何をするにも、まずは自分自身を知ることが大切ですね。

1 COMMENT

レインボーキャンディーガール

私の悩みを聞いてください。今年の春中学校になった新一年生です。
私は小学校の頃からずっとちょっとチャラい感じで明るいキャラでした。
そのキャラを中学校に行った後も続けていたら、いつの間にか、
先輩から目をつけられてしまいました。他にも原因は私は家に帰った後に友達と(帰宅途中)(友達はお店の外で待ってました)ケーキ屋さんに行ったのを帰宅途中に寄ったと勘違いされてることもあるかもしれません。
私がそのことを知ったのは私の親友が、「仲いい先輩から聞いたんだけど…」
と教えてくれた時です。このままだと学校に行くのも辛いです。
今のところ特に被害はないのですが、怖いです。
もしよろしければ、このブログ中でお返事いただけると嬉しいです。

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