どんなに自分を励ましても元気が出ないとき、どうしていますか?
私はひたすら落ち込みます。運が良いとネットを眺めていて救われることもあります。
今日は、そんな心理効果に注目して、心を浄化してくれる映画作品をご紹介いたします。ほんの少しでも気持ちを軽くするヒントになれば幸いです。
さっぱり感を得られるカタルシス効果
無気力なときや虚しくなったとき、私は無理に笑うことをしないでとことん落ち込みます。たまに、落ち込みすぎて笑えてくるときがあります。心からは笑ってないですけどね。もう笑うしかない、マイナス×マイナスでプラスになっちゃった、笑とけ笑とけという具合。なかなか痛々しい図ですね。
そうやって一通り落ち込むと多少は回復するんですが、まったく何の変化も起こらないときがあります。ネガティブな感情がワワワワァ~っと増殖するほどではなく、感情が高ぶって涙が止まらないというわけでもなく、その一歩手前。喜びを感じなくなってしまう無に近い状態。
そういうときは、人生お嘆きモードブログやセンチメンタル系ツイートを眺めます。すると、不思議なことに気持ちがちょっとだけ和らぎます。こうやって生きる自信を失っているのは私だけじゃないという気がして救われるのです。
これはいわゆる「カタルシス」ってやつですね。心の浄化。悲劇を見ることによって日頃のストレスを解消して、さっぱりした感じになることです。……と辞書に書いてありました。よくわかってないけど言ってみたかっただけです、カタルシスって。語感からして気持ちを軽くしてくれそうな感じがします。
カタルシス効果を期待できるオススメ映画作品
心を浄化してくれそうな作品をご紹介しようと思ったものの、頭がボーっとしているせいでまったく思いつかないので、Google先生に聞いてみました。
検索結果より。
悲劇の名作を教えてください[映画・文学他ジャンルを問いません]
この中で私が見た映画は、
レオン
ダンサー・イン・ザ・ダーク
ミリオンダラー・ベイビー
グリーンマイル
ロミオとジュリエット
タイタニック
どれも泣きました。「レオン」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ミリオンダラー・ベイビー」は治療を始めてから観ました。「レオン」全編に漂う哀愁、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の衝撃的なラスト、「ミリオンダラー・ベイビー」の悲しすぎて救われない結末。どれも静かに語られる強い絆が心に響きます。切なくて、胸が苦しくて、忘れられない映画。
この他にいろいろなサイトを見ていて多かったのは、
生きてこそ
ライフ・イズ・ビューティフル
この2本も考えさせられました。「生きてこそ」は心に重くのしかかるテーマ。2週間くらいズドーンと落ち込みました。「ライフ・イズ・ビューティフル」は悲しいけれど、温かみがありました。でも、やっぱり泣けてきます。
こうしていろいろな人の意見を見ていると、悲劇って観る人によって違うんだなーと感じます。「悲劇映画」と一言でくくることはできないし、そのときの心理状態によっても受け取り方は左右されます。
私がカタルシスの効果を感じた作品は何かな? と考えてみました。今思いつくのは3つ。
アイ・アム・サム
空気人形
フォレスト・ガンプ
悲劇ではないけれど、劇中ずっと泣いていました。泣くというか「目から水分が出るよ~」という感じ。頭で考える前に心が震える、と言ったらいいでしょうか。
この3作品に共通するのは、純粋な心を持った大人。どうやら私はこのテーマに弱いみたいです。まっすぐな心で生きていくことの難しさ、それを乗り越えたときに感じる喜び。そして、すぐ目の前に美しい世界はあるんだよということを教えてもらいました。もう思い出すだけで泣けてきます。あー、カタルシス。超カタルシス。ヤバいでございます。
……と思いを巡らせていたら、さっぱりしました。カタルシス、成功です。
最後に
映画を観て感動しても、実生活の問題が解決するわけではありません。それでも、何か力をもらったり、救いを見い出せることもある。それだけでも価値のあることなんだろうと思います。
気持ちの落ち込みがひどいときには何を見ても感動できないし、場合によってはもっと落ち込んでしまうこともあります。そういうときは、あまり重い作品は見ない方がいいかもしれません。
でも、そういう気分を和らげてくれる作品は必ずあると思います。自分の心を癒してくれる物語。なかなか出会うのは難しそうですが。
今ふと思ったんですが、子どもの頃好きだったおとぎ話やよく読んでいた絵本が気付きを与えてくれることもあるかもしれませんね。
自分にとって大切な物語。
あなたに素敵な出会いが訪れますように。
<私のカタルシス映画>
ナミさん、こんにちは〜
落ち込んでるときはこのブログを見て癒されてますよ^^
変化のない、無?の状態のときって、ポジティブなものを見たいと思わなかったりするし、見ても気持ちがついていかないのか?何も入ってこないし全然笑えない、って結果になります^^;
レオンはなぜか子供の頃特に好きで(なんか生意気・・笑)何回も見てました。
フォレストガンプ、深いですよね。 Life is like a box of chocolate という台詞が忘れられないです。
ご存知かもしれませんが、フォレストガンプと同じ監督、俳優のキャストアウェイという映画もいいですよ〜
さりかさん、こんにちは。そう言っていただけると嬉しいです。ありがとうございます。
レオンがわかるお子様、かなり渋いですね~。その豊かな感受性は今も受け継がれているんでしょうね。素敵なことです。
フォレストガンプもね、私もその言葉は印象に残っています。「人生はチョコレートの箱のようなものだ。開けてみなければ中身はわからない」、うーん、味わい深いですね。
キャストアウェイは見てないです。これは要チェックですね。いいこと聞きました。ありがとうございます。