ナミうつブログ

「うつ」のお悩みを軽くするヒントを双極Ⅱ型障害の人が模索するブログです。

最初からうまくやろうとしてはいけない

 

帽子を深く被る女の子と三輪車

最初からうまくやろうとしてはいけない。

なぜなら、完璧にやろうとするあまり、一歩も前に進めなくなってしまうことがあるから。

いきなり二足歩行する赤ちゃんはいないし、一発で自転車に乗れる人もいない。

誰だって転ぶ。何度だって転ぶ。

失敗しない人はいない。

最初はできなくて当たり前なんだよね。

そんなことをよく思います。
 

最初からプロ並みの仕事ができたら逆に怖い

学校でデザイン画の課題を出されたとき。

なかなか構成が思い浮かばず、手が止まってしまう。そんな経験はないでしょうか?

スケッチブックを前に、「どうやったらカッコ良い作品が作れるかな?」と考えあぐねて、なかなか最初の一筆が入れられない。

一発勝負じゃないんだし、別に失敗したっていい。

それはわかっていても、うーんうーんと唸るばかり。

これじゃいつまでたっても課題は出来上がらない。

居残りコース、濃厚だ。

そうならないためには、とにかく手を動かさなくちゃ。

でも、「早く完成させなくちゃ」と焦れば焦るほど、手元が震えてうまく線が引けない……。

 
コレ、私が昔よく陥っていたやつなんですけどね。考えれば考えるほどわからなくなって、結果カチコチに固まってしまうという。今思い出すとなかなか滑稽な絵面です。何せ、文字通りフリーズして呼吸さえできなくなっていたもんですから。本人的には全っ然笑えない状態なんですけど。

そんな私に何か言葉をかけるなら。

とりあえず「上手に描こうとしちゃダメだよ」と言おうかな。

あるいは、

「うまくできないの!人は!最初から!当たり前なのそんなのは!!!」

と強めの圧で言おうかな。

あるいはもっと穏やかに?

「どんなにへんちくりんな絵でもいいし、失敗したっていい。自分が気持ちよく筆を動かせたらそれで合格。

だから、まずは自分の好きな色をのせてみよう。

え? まっさらな画用紙を汚したらもったいない?

そうね、それはわかる。多分みんなもそう。「ノートの使い始め数ページはものすごい丁寧に書く」というのが「あるある」として受け入れられていることからも、キレイなものを汚すことに抵抗を感じるのは一般的な感覚。

何なら、いらない裏紙にアイデアを書きつけてみてからでもいいわけだし。後から修正することだってできる。修正できなかったら書き直せばいい。大丈夫。紙が足りなくなったら私がいくらでも買ってくるし。心置きなくやっちゃえ!

だってね、キャンバスは何らかの画材をのせていくためのものなんだよ。

ゴテゴテした油絵の具だって、ラフ用の鉛筆だって、不注意でこぼしたインクの染みだって、やりようによっては作品になり得るのであーる!」

(長い妄想ここまで)

……とかそんな感じで。

まあ課題の内容によっては、時間や物理的な制約やらがあって「大丈夫」と言えなかったりもするんですけどね。

それに、何でも作品になり得るなら、「何も描かない」というアートもありになっちゃうし。

うーん、細かいことはまあいいや。
 

断られるのが怖い営業マンを救う方法

失敗さえも作品になり得る。

そうはいっても、現実で経験する失敗には痛みを伴うことが多いですよね。

痛いのはイヤ。だから何としてでも避けたい。そう思うのが人情であります。

でも、それでは前に進めません。学びを得ることができないのです。

ここで例え話をもう一つ。先日「計画を上手に立てるコツ」で紹介した本に、「なるほど!」な話がありました(『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』より)。

 
新規顧客の開拓をがんばり中の営業マン。

これまでの経験から、訪問件数10件で1件の契約を獲得できることがわかっています。

月のノルマを達成するためには、2日に1件のペースで契約を獲得しなければいけません。

さて、ノルマを達成するために、あなただったらどんな目標を設定しますか?

素直に考えたら、「明日までに契約1件」「今日は5件訪問するぞ」ぐらいの感じになりますよね。

でも、1件の契約をとるために、9件も断られないといけない。1か月で90件……あぁもう嫌になっちゃうよ……(泣)。

ならば、見方を変えて、

「今日は4件断られるぞ!」

こんな目標設定の仕方もあるよね、と。

 
この発想は目から鱗でした。

これなら、断られることが成果としてカウントされるので、「ダメだった」と落ち込む必要がありません。

「よし、また断られたぞ!」という態度がノルマ達成の可能性を高めているというのも、なんかちょっと愉快な感じ。

たとえ結果は好ましくなくても、前に進む力を与えてくれる素晴らしい工夫です。
 

まあ別に何でもいいんだけどね

こんなふうに、工夫次第で痛みを軽減することはできます。

それに、痛みを味わったからこそ学べることも人生にはたくさんあります。

……と「私はわかってる」みたいな顔して言われると「は?そんなこと言われんでも知っとるわ」と言いたくなるのですが。

でも、自分の身をもって思い知ると、つい言いたくなっちゃうんですよね。というか、実際そうだから。そうとしか言いようがなかったり。

別に、苦い経験をしなければいけないわけではありません。何なら、前に進めなくたっていい(そんなに頑張らなくても人は勝手に成長し老いて死んでいく)。

ただ、実現したいことがあるのに、失敗が怖くて足がすくんでしまうなら、自分を落ち込ませない工夫をしてみる必要はありますね。

それともう一つ、私が重要なんじゃないかと思うこと。

うまくいかなかったときのことばかり想像してゲロゲロになってしまう人は、それと同じくらい、うまくいったときのこと、「これができたらこんな良いことがある!」というメリットについて考える必要があるのではないかと。

何事もバランスが大事ですのでね。「自尊心とは何か?自分を否定しがちな人が大切にすべきこと」でも書いた通りです。

「それができたら苦労しない」と言いたくなる気持ちを何とかこらえて、少しずつ、できることからやっていきましょう。

 
 

最初から、うまくやろうとしてはいけない。

 
 

<参考書籍>
岡村拓朗 (2017)『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』フォレスト出版

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