うつ病の長~い療養生活、どうやって過ごしていますか?
何をするのもおっくうで寝てばかりの生活。はたから見れば、休んでばかりで楽チンそうに映るかもしれませんが、当人はすごくつらいですよね。
「それでも何か少しでも身体を動かしたい!」 そんなあなたにお試しいただきたいのがブランコです。
【ポイント】
・身体を動かすのがしんどくてもできる。
・頭がボーっとしていてもできる。
・気持ちが落ち込みっぱなしでもできる。
これらの条件をクリアし、なおかつ楽しくて暇つぶしになるブランコ。今日は私の体験談と共に、ブランコの魅力に迫ってみたいと思います。
ブランコ 5つのメリット
①風を感じて気持ち良い
身体を動かすのがしんどくても、ブランコに乗ればオートで動きます。
ゆらゆら。振動を感じます。心臓も揺れます。ゆりかごのような安心感があります。
風を切って前へ後ろへ。なんかちょっと気持ち良い。
元気なときは立ちこぎも。全力でこぐとスカッとします。
②子どもの頃の純粋な心を思い出す
ちょっとブランコに座ってみるだけで童心にかえります。
無邪気な頃の私……。カラカラと笑いながら遊びまわっていたあの頃。いや、カラカラじゃない、ゲラゲラだ。実はそれほど無邪気じゃなかたけど今よりは元気だったよね、ポワワワワ~ン。みたいな。
初心忘るべからずです。
③クリエイティブになれる
一生懸命こいでみると、嫌なことを一瞬忘れられます。
ブランコに乗りながら上を向くと空を飛んでいるみたいです。
おや? ちょっと素敵なポエムが書けそうな気分です。歌を歌いたくなります。
「口笛はなぜ遠くまで聞こえるの」「口笛で発生する高音は人間の耳で感知しやすい周波数だからだよ」みたいなやりとりを思い出して、楽しげなイメージが浮かびます。
創作意欲を感じます。クリエイティブな自分がちょっと好きになれます(自己満)。
④センチメンタルに浸れる
それでもやっぱりネガティブな気持ちがなくなるわけではありません。
そんなときはモードチェンジ。
ボーっとします。ただただボーっとするだけです。
真顔で放心しながら座っていると、落ち込んでいる感覚をじっくり味わえます。瞳孔を開くとより負な気分が盛り上がります。まるでドラマのワンシーンのようです。
そのうち過去の過ちを告白したい気分になります。肩を落とし、ため息をつきます。そして、自分には本音を話せる人が誰もいないことに気付き、さらに寂しさがつのります。
こんなふうにブランコ一つでセンチメンタルを体現できます。部屋の片隅でヒザを抱えているのとは一味違った趣です。
大げさに悲愴感を表現したり、絶望した自分を演じたりすることで、「落ち込んでるなー」と客観的に自分を見ることができます。感情をしっかり感じることで、心がフッとゆるむ瞬間が訪れるかもしれません。
⑤気持ちに変化が起こる
景色が変わるので、気分転換になります。インスピレーションが刺激され、心境に変化が起こりやすくなります。自分の感情を見つめることで、新たな気付きを得られます。
例えば、「こんなブラブラして何の意味があるんだろう、行って戻って行って戻って、振り子のようだ、メトロノームのようだ、あぁ、まるで人生のようだ」とか何とか自分自身をクールに俯瞰しているような気分になれます。
そうすると、自分なりの気付きを得られたことに小さな喜びを感じます。何だかブランコと友だちになれたような錯覚を起こします。ちょっとだけハッピーを思い出せたような気がします。誰が何と言おうと、自分が感じたことが正しいんだと確信を持ちます。もっともっと風を感じたくなります。自分の中に「何かしたい」という感情が生まれたことに驚きます。またブランコに乗りたくなります。
と、こんな具合に良い循環が生まれるんですね(私だけでしょうか)。
ブランコ 3つのデメリット
①恥ずかしい
一人カラオケと同じで、最初はちょっと緊張します。誰かに見られたら気まずいし。
でも大丈夫。ブランコに受付カウンターはありません。元気な大学生の集団に遭遇してソワソワする可能性も低いです。
ほんの少しの勇気とスマホを持っていれば、自然に一人ブランコを楽しめます(スマホを片手に孤独じゃないよアピール)。
②白い目で見られる
こんなに素敵なブランコではありますが、いい歳こいて本気でブランコを楽しんでいると「変わってるね」と白い目で見られます。人の目が気になる方は注意が必要です。
あくまでも、「私、無邪気にブランコを楽しんじゃえるんです~」みたいな狙ってる感を演出すると良いでしょう。一人カフェ巡りを楽しむような余裕とオシャレ感を醸し出すと、相手に「あれ?ブランコよくね?」と思わせることが可能です(多分)。
③酔う
久しぶりに乗ると酔います。徐々に慣らしていきましょう。
私のブランコ活用法
朝早く起きてしまったときの時間つぶしとして
チキンな私は、人気のない時間帯を狙ってコッソリ楽しんでいました。早朝覚醒に悩まされていた時期だったので、朝5時前からブランコでブラブラしたこともありました。
夜のブランコもまたオツです。星空の下、ゆらゆらとロマンチックに。
日中のお子様タイムは避けるのが無難です。ただし、少年の心でもって仲良く一緒に遊ぶというのもアリかと思われます。もう楽しければ何でもOKなのであります(カラ元気でも可)。
ネガティブ思考が激化したときの緩和剤として
気持ちが高ぶったときに思いっきりブランコをこぐと、悩みが一緒に飛んでいくような気がします。
朝の爽やかさは、すがすがしい気分を感じさせてくれます。夜の静けさは、ささくれ立った心を鎮めてくれます。
一人静かに過ごすための時間としても役立ちます。
運動療法の一環として
散歩を習慣にしたいと思いながらも、身体がだるくて外出するのも難しい状態のとき、ブランコに乗るという目標は良いきっかけになります。
リハビリの第一歩としてオススメです。
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最後に
いかがでしたでしょうか?
だんだんブランコの存在が気になってきたでしょ~?
え? 私のブランコ愛、暑苦しい? あぁー、ごめんなさい。でもね、一度乗ったら病み付きですよ。あぁー、ごめんなさい、ちょっと盛りました。でも、楽しいのは本当です。
身体がだるくて、しんどくて、わけもなく悲しくて、何も楽しめなくて、生きている意味がわからなくなったとき、この記事のことを思い出していただけたら嬉しいです。
療養中のブランコ、ぜひ一度お試しあれ。
ブランコwww
年甲斐もなくこの前旦那と一緒に乗ってきましたw
元気だった子供のころに戻れたみたいで、爽快で病み付きになりました←
ただ純粋に楽しかったです
また人気のないときにこっそり豪快に乗ってこようと思います^^