汚部屋ブログに励まされる日々

最近、「汚部屋ブログ」と呼ばれるジャンルのブログにハマっています。散らかった部屋の主が、片づけの様子をありのままにレポートする。その感じに惹かれます。なぜだか不思議な魅力があるんですよね。

ぐちゃぐちゃなのは自分だけじゃないと安心できるからでしょうか。いや、それ以上に「励まされるから」という部分が大きそう。というのも、ブログを見たくなるのは、部屋を片づけなくちゃな~という思いが強くなる時期だから。そういう時期に見ることで、さらに励まされるのかもしれません。

特に目を引くのは、ビフォーアフターでこんなにきれいになりましたという投稿。ごちゃごちゃに散らかった空間が次々に片づいていく様を見るのは気持ちがいい。こちらまで気分スッキリ。これを見ると、自分も「よし、掃除しよう」という気分になります。

一方で、変化があまり見られない投稿もそれはそれで素晴らしい。むしろこれこそが汚部屋ブログの醍醐味と言えましょう。例えば「今日も何もできませんでした」という報告。その言葉にひどく共感してしまいます。わかる。その一言にどんな思いが詰まっているのか。そうなんだよ、何とかしたい、がんばりたいとは思っているんだよね、だけど、どうしてだか、うまくいかないんだ……! 劇的ビフォーアフター的コンテンツからは決して受け取れない葛藤です。

劇的な変化は確かに気持ちがいいものです。でも、無理して一気に片づけると、反動で燃え尽きてしまうこともあります。結局リバウンドして前より散らかることもある。どうしてだろう。どうしてなの。まだ「捨て」が足りないのですか。

そんな私にとっては、変化の少ないブログがより現実的で、切実さが伝わるのです。そして、だからこそ、少しずつでも前に進んでいる姿を見ると、また励まされます。完璧じゃなくていい。できる範囲で、気が向いたときに手をつけるだけでもいい。それだけでも違う。肩の力を抜いて、一つずつやっていこう。

とはいえ、ドカンと捨てる作戦の威力にはいつも憧れます。物を大量に手放し、部屋が一気に広くなるあの感じ。片づけ動画でよくあるやつ。あれができたら、どれだけスッキリすることでしょう。達成感があるだろうなぁ。しかも、これは次につながるらしいです。一度これをやると、処分する大変さを痛感するから、次何かを買うとき、捨てるときのこともちゃんと考えるようになるんですって。ってこれはリアルでも耳にする話。確かに、捨てる労力、バカにできないもんな~。

先ほどリバウンドの懸念を書きましたが、このドカンと捨てる作戦も、二度三度とくり返せば、物を増やさない習慣が身についていくそうです。果たして私にできるだろうか……。そもそも、実行するには体力も気力も必要で、なかなか腰が上がらないのが現実なのですよね。

だからこそ、汚部屋ブログを書いてくれる人たちの存在は、本当にありがたい。彼らの歩みを見て、私も自分のペースで進めていこうと思えます。

一日一捨。無理のない範囲で少しずつ。

何事にも通じる大事なメッセージですね。

はぁ~~~

 

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