バカでかい声を出したらいいことがあるかもしれないし、ただ迷惑なだけかもしれない

この前、おじさんのバカでかいくしゃみが外から聞こえてきて思わずふき出してしまいました。近所に住んでる人っぽい? たまに聞こえてきます。すんごいうるさい。ヤケクソみたいなくしゃみ。けど、ちょっと面白い。くしゃみというより絶叫。エコーがかかっています。「なんでだよ」と心の中でつっこんでしまう。だってね、あれはくしゃみじゃなくて発声ですよ。抑えが効かないとかじゃない。一般的な「おじさんのくしゃみ」とは違うんです。なんというか、格が違う。

バカでかい声といえば、カラスもそう。めっちゃカーカー言ってるときがあります。鳴き声が響き渡っている。あれは何? おじさんのくしゃみみたいに、ものすんごい主張が強くてうるさい。けど、ちょっと面白くもある。あまりに突出しているから、作りものめいたものにも感じられて。

それであるとき考えました。でかい声を出すことの効用について。件のおじさんのくしゃみはここぞとばかりに鬱憤を晴らそうとしている感じがあります。ストレス発散なのでしょうか。あれでスッキリできるのかなぁ? 反響して気持ちいいとか? カラスはなんだろう? 自分の存在を誰かに知らせているのかな? 警告を発しているのかな? 強烈な発声であることを考えると、緊急事態なのかも。うん、かなりせっぱつまってるのかもな。けど、個人的な印象としてはカラスもヤケクソになってストレス発散しているみたいに感じてしまう。もし大変な状況だったのだとしたらごめん、カラス。いや、おじさんも何か体の仕組み的にそうなっちゃうとかなのかもしれないから、だとしたらごめん。

そんなことを考えている中で思ったのですが、一人カラオケって効果が高そうですよね。大声を出すことで、心の内のモヤモヤを外に吐き出せそう。溜まったストレスが解放されて、気持ちが軽くなるんじゃないか。いろんなごちゃごちゃをいったんリセット。そうして淀みを取り除いたあとは、素敵な音楽でリラックス。うむ、こうやって書いてみると、ものすごく効果が高い気がしてきます。問題はカラオケボックスに行くのが面倒というところ。困りましたね……。

声が周りに与える影響は思っている以上に大きいみたいだし、自分の声について考えてみるのもいいかもしれないですね。というのは『声のサイエンス ― あの人の声は、なぜ心を揺さぶるのか』を読んで思ったことなんですけれど。この本すごく面白かったです。本書を参考に、自分の声を録音して、確認・フィードバックするっていうのをやろうとして挫折したことを思い出しました。自分の声、好きになれないよ~。

ともあれ、心身のバランスを保つためのヒントが発声にはありそうです。今後もできる範囲で注目していきたいと思います。おじさんのくしゃみ爆弾、カラスのカーカーとあわせて。

 

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