現代人ってぼんやりする時間が短いと思いませんか。
手元にはスマホがあり、いつも何かしらを見ているじゃないですか。学校や仕事でもパソコンやタブレットを使うのが当たり前。デジタル画面を見ないで過ごす時間が少ない。
もっと言うと、何もしないでいる時間が本当に少ない。
スマホが普及する前は一体何をしていたのか不思議に思うほど。テレビを見ていたのか、本や雑誌を読んでいたのか、はたまた眉毛を抜いていたのか。
青空や星空をぼぉ~~~っと眺める習慣もなくなってしまったし。いや、月食だとか流星群だとか聞けば、夜空を眺めることもあるけれど、それも目的ありきって感じで、ぼんやりした無為感は足りないですよね。
なんか疲れませんか。私は疲れます。すぐ疲れます。だから、こういうことをグダグダ書いているわけなんですけれど。もっとぼんやりしたい、ぼんやりが許されてほしい、みたいなことを働かない頭で考えようとして、結局ぼんやりしてしまっているんですね。あれ? ということは、すでにぼんやりできているのか。いや、私が言いたいのはですね、疲れた頭を休ませるためにリラックスしたいですわよねということであって、ぼんやりしたくないのにぼんやりしてしまうのは望んではおりませんのです。
この前、ふと鏡を見たら、目が充血していてびっくりしました。白目の部分に赤いラインがいくつもある。絵に描いたように血走っている。さらによく見ると、眼球、なんか汚い。へぇ、こんなに汚れるんだ~、子供の目がキラキラしているとか大人の目が曇っているとか言うけど、文字通りそうなるんだなぁ~と思わず感心してしまいました。
で、充血は疲れが原因だろうと雑に判断し、それ以降、時間を見つけて空を眺めるようにしています。
遠くに目をやると、緊張が少し解ける感じがあります。同時に、自分の目がいかに曇っているかよくわかりますね。飛蚊症というやつなのか、糸くずやアメーバのような何かが浮いたり飛んだりもしています。
ひだまりの中で目を閉じてぼーっとする、あるいは遠くを眺める。
しばらくすると、頭の中のぼわぼわがちょっと落ち着きます。散らばった考えが整頓される感じです。
頭がぼわぼわするのは、やっぱりストレスや刺激が多いからなんですかね。そんな疲れるようなこと何もしてないと思うんですけどね、当たり前になってしまって気づけない習慣がたくさんありそうです。
やっぱりもっとぼんやりするしかない。
いや、ここぞという勝負どころでぼんやりしちゃわないように、それ以外のところは調整しましょうねってことかもしれない。
いずれにしても、疲れたときは休みましょうという話です。
どうしてこんなに疲れるのかとため息が出てしまいますが、それはきっと気力があれな時期だからでしょう。仕方がないです。とりあえず空でも眺めましょう。