あー書くことが思いつかない、いや、書きたい話題はあるんだけど、書き出せない、筆が進まないなぁ~と思って、適当にメモを漁っていたら、タイトル通りの言葉が記されたページを見つけました。
「君は春のパンまつりで白いお皿をもらわない選択ができるか」
これは非常に心を揺さぶる問いではありませんか。
毎年春に開催される山崎製パンのプレゼントキャンペーン「ヤマザキ春のパンまつり」。対象商品を購入し点数シール30点分を集めると、白いお皿がもれなくもらえます!
「もれなく」というところがポイントです。抽選ではないのです。確実にもらえるのです。
「無料」の魅力。思わず飛びついてしまうこの私。ああ、ヤマザキ春のパンまつり。
もはや春の風物詩と言っても大げさじゃない気がするんですけどどうですか。庶民にとってはそうですよね。ね!?
どうやら、白いお皿をもらうか否かのメモは『予想どおりに不合理』を読んだときに書いたものみたいです。無料のすごさについて思うところがあった模様。
が、著者ダン・アリエリーの論文が、なんとインチキだったんだってさ! という話がありまして。紹介されている論文に再現性がなくて調査したら、データがすべて捏造だったとわかったというニュースが出たのです。『ずる-嘘とごまかしの行動経済学』で紹介されていた論文だそう。
いや~、「不正を減らす方法」についての研究で、不正が行われていたって超面白いですよね(笑えない)。
行動経済学って面白いけど、こういうことがあると「う~ん」ってなっちゃいますね。このニュースを知る前から「鵜呑みにしないでおこう」とは何となく思っていたけれど。
でも、まあ面白い。読んでて「わかる!」「その通り!」と思う心理が説明されているから、爽快感あるんですよね、「人の心理がわかっちゃったぞぉ!」みたいな。
たとえば、無料についてのこんな記述。
たいていの商取引にはよい面と悪い面があるが、何かが 無料! になると、わたしたちは悪い面を忘れさり、 無料! であることに感動して、提供されているものを実際よりずっと価値あるものと思ってしまう。なぜだろう。それは、人間が失うことを本質的に恐れるからではないかと思う。 無料! のほんとうの魅力は、恐れと結びついている。 無料! のものを選べば、目に見えて何かを失う心配はない(なにしろ無料なのだ)。ところが、無料でないものを選ぶと、まずい選択をしたかもしれないという危険性がどうしても残る。(Kindle 位置 No.1320)
そうなんだよね~、ほんとその通り、わかる~。
共感して首をぶんぶん振ってしまう文章の連続なのです。
他の論文データも捏造があったら悲しいな……。そうじゃないと信じたい……。
さて、あてもなく思いつくままにここまで書いてきたのですが、結論は何だろう。
無料と言われるとスルーするのが難しいよねってことかな。
ズルはダメだよねってことかな。
春ですね~ってことかな。
いや別に結論づける必要もないんですけどね、でもなんとなく収まりをよくしたいので。
まあそうですね、言いたいことは、
「春だね~、春眠暁を覚えずで眠いよね~」ってことかな。
ああ、眠い。頭がぼーです。
花粉症で鼻ぐじゅぐじゅのみなさん、どうぞお大事に。
そうじゃない人もどうぞご自愛くださいませ。