何をやってもうまくできない自分を「ダメな奴だ」と責めていませんか?
自分を責めてばかりいると、つらい気持ちが倍増します。
つらい気持ちの中で自己否定を続ければ、自信も失われてしまいます。
「何をやってもダメ」
「自分には何もできない」
そんな思いが拭えないとき、どうしたらいいのでしょうか?
「ゼロよりはまし」で自分肯定
心をラクに過ごすためには、自分のプラス面を見つけ、肯定することが必要です。
でも、自信を持てないときにプラス面を見つけるのは簡単ではないですよね。
どうやったら、うまく肯定ポイントを見つけられるのでしょうか?
私がよくやるのは、「ゼロよりはまし」とコメントする作戦です。
「思うような結果を出せなかった……」
→ ゼロよりはまし。期待値よりは断然少ないけど前進はしてるから。
「失敗してしまった……」
→ ゼロよりはまし。何もしなかったら何の学びもなかったよね。
こんなふうにゼロ地点を意識することで、プラスの部分に目を向けることができます。
自己肯定 3つのポイント
自分自身に「その通りで間違っていないよ」と伝えるコツは3つあります。
1.ネガティブ思考をストップさせる
自分を責めるクセがあると、ネガティブ思考から抜け出すのが難しくなります。
悪い考えばかりが浮かんで、頭の中がパンクしそうな状態です。
もはや冷静な考えは全部「ダメだ」でかき消されてしまいます。
調子が悪いときほど、切り替えスイッチが不能になってしまうようです。
この状態では、自己肯定の言葉を素直に受け入れることはできません。
だから、まずは、悪循環をストップさせましょう。
- 「ゼロよりはまし」で思考に区切りをつける
- 何か他のことをやって気を紛らわせる
- 身体を動かす(散歩など)
- 寝る
何らかのクッションを置くことで、ぐるぐる思考の勢いを弱めることができます。
気持ちが落ち着けば、自己肯定の言葉も受け入れやすくなります。
2.「ゼロ状態」について考えてみる
自分の至らなさを思い知らされる場面はそれなりの頻度で訪れます。
自分がいかにダメであるかを示す事実が目の前にある。
……そりゃ落ち込みますよね。理想とかけ離れた現実にガッカリしてしまいます。
「やっぱり自分は無価値だし、すべてが無意味に思えてしまう」
そんなときこそ、ゼロ地点に目を向けてみましょう。
あなたにとって「ゼロ」とはどういう状態ですか?
- やるべきこと(仕事や勉強)をしていない
- 家にこもってゴロゴロしてばかり
- 日常生活がままならない
- 心も身体も動かしていない
- 呼吸をしていない
今この文章を読んでいる人の中で、この5つすべてに当てはまる人はいないと思います。
どんなに小さなことでも、できたことがあるはずです。
自分を責めてばかりの人は、無理やりにでもプラスの部分(行動)に目を向けてみましょう。
実際の結果がどうであれ、何かしらはやっているはずなので、ねぎらいの言葉をかけてあげてください。
3.否定を弱める言葉を使う
「怠けモードでグダグダしてただけなの、完全にダメでしょ」
「役に立つこと何もしてないのに、肯定なんてできるわけないでしょ」
確かに「呼吸ができたよね」「生きてるよね」なんて言われても、虚しさが増すばかりです。そんなことで悩みが解決するなら苦労しないわよって。
でも、「ダメ人間」と自分を責めても、心を良い状態に保つことはできません。
「これじゃダメ」系の言葉は一見すると自分を叱咤激励しているようですが、結果的に「ダメだ~」と落ち込んでいる現状を見れば、効果がないことは明らか。「ダメだ」はただの呪詛です。
代わりに、次の言葉をつぶやいてみてください。
「何もしないよりはまし」
「それもまたよし」
「いいね」
「がんばったね」
「すごいね」
「OK!」
「ダメだ~」が少しは弱まりませんか?
どんなに薄っぺらな言葉でも、否定を弱める言葉を使うことは意味があると私は考えます。
それに、「すごいね」「がんばったね」は抵抗があっても、「~はまし」なら、口にしやすいのではないでしょうか。
まずは、嫌悪感が少なめの言葉を使ってみてください。
ちょっとしたワンアクション(窓を開けた、起きていた、外に出たなど)のあと、上記の肯定ワードを口にすれば、少しは心地よさを感じられるはずです。
それでも、やっぱり私はダメ……
あなたは「自分には肯定できることなど何もない」と思っているかもしれません。
でも、そんなふうに自分を叱咤して「頑張らなくては!」と思っているあなたの心意気は素晴らしい!
結果がすべてではありません。
もちろん結果を出せなければ、認めてもらえないことも多いわけですが、結果だけにこだわって中身からっぽじゃ寂しいですよね。
いろんな思いを抱えて葛藤した結果の今。
それはとても尊いことだと思います。
最後に
「ゼロよりはまし」で自分を認めると、つらい気持ちがちょっとは弱まります。
過剰に自分を貶めて、自信喪失状態になることも防げます。
うまく言葉をかけてあげれば、「もう少し頑張ってみようかな」と思えることもあります。
こうやって考えると、真っ暗な気持ちが少しは明るめのグレーになるような気がしませんか?
セルフサービスなので、ちょっと面倒ですが、頑張って自分に「いいね」と言ってあげましょう。
だって、「いいね」とか「頑張ってるね」とか「すごい」って言ってもらえたら、嬉しいじゃないですか。
だから、どんなときも自分を肯定しましょう。
どうしても無理なときは、私が肯定しますので、いつでもいらしてください。
こんにちは
たしかに
ゼロよりかはマシ
という考え方は良いと思いました。
ですが…
周りを見渡すと、私はノルマ達成できていないのに
みんなはノルマの遥か上にいます。
周りを気にしてはいけないとは思います。
ですが、テストの順位が出ることにより、周りと自分の差が浮き彫りになります。
どう考えたら
ゼロよりかはマシ
と思えますか。
今回の記事で少し救われました。ゼロよりはマシ。心にしみました。ありがとうございます。
とっても駄目な人間という思いで一杯なところを優しい言葉で癒されました。ゼロより確かにましですね。失敗したことも改良出来ればいいし、結果だけで中身がないより色々あるけど頑張ってる?自分、いいですね。凹んで鬱になってしまった私ですがこれもお勉強と思い、自分を大切に過ごそうと思います。
こんにちは。
ゼロよりはマシ‥落ち込んでるとなかなか思えないですよね(泣)
でも、完璧主義を止めることができればゼロよりはマシって思えるのかなって少ない希望を持ってます。
これがゼロよりはマシって事なのかな?
ありがとうございます
本当にダメだダメだって思って得られたものって…
ダメだけどそんな私が…頑張ってるじゃん
そんな自分は尊いです
今の私に必要な言葉
とっても読んでいて癒されています。
またよろしくお願いします。笑笑