1秒が永遠に思えるほど苦痛で退屈な時間を消化してくれるマンガ

体がだるくて何もする気になれないと、時間の経つのが遅すぎて気が遠くなります。苦痛に耐え、もう1時間くらい経っただろうと時計を見たら10分も経っていなかったときのあの絶望感。何とも耐えがたい地獄にいるような錯覚に陥ります。

というのはちょっと大げさですが、永遠とも思えるような長い長い時間を過ごすのはつらいものです。

今日は、そんなときにうってつけな情報をいただきましたので、紹介します。

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無料のマンガ31作品がズラリ。ありがたいまとめです。

この中で紹介されている「マンガで分かる心療内科」はうつ病に関する解説もあって参考になります。病気とか宣伝PRとか関係なく、普通に面白いなーと思って読んでいます。私が紹介するまでもなくご存知の方も多いと思うんですが、それでもオススメしたくなっちゃうマンガです。

その他のマンガもチラチラっと拝見したところ、どれもかなり興味深いです。手書きっぽいマンガもいくつかあってハマりそうです。というかハマりました。試し読みしようと思ったら全部読んじゃってましたよねー。後悔しましたよねー。ブログ書く時間なくなりましたよねー。

というわけで、時間を持て余して1分1秒が長すぎて助けてくれ~! という方以外は気を付けた方がいいかもしれません。ついついバババーと読んじゃうので。いや、それは私だけですかね? まったく困ったものです。

何かを作り出す人は全員尊敬する

にしても、こうやって作品を生み出す方ってすごいな~と尊敬してしまいます。プロ・アマ問わず、どんなジャンルにおいても。消費する側はあっという間に消化してしまうわけですが、それまでに作者の方が費やした時間や手間は何倍、何十倍にもなるわけで。それ以前に私にはできないことなので、その能力とかセンスとかに憧れますよね。そうやって言い訳してるから何も生み出せないんでしょうけど、だからこそ、その熱意にひれ伏すしかなくなります。

しかも、作品を楽しんでいる間はそんなこと感じさせなくて、その世界に入り込んでしまいます。それもまたすごいことだよなぁと感心せずにはいられません。

私は単純で影響を受けやすい人間なので、クリエイティブなものに出会うと「よし、私も!」と鼻息を荒くしてしまう節があります。それで、絵を描くなり造形をするなりしてみるんですけどダメですね。挫折が早すぎて。ひとつのものを作り上げるということは本当に大変な根気が必要です。やりたいな~というホンワカしたものだけじゃ、なかなかうまくいきません。

そんなわけで、すべてのクリエイターに対する敬意は高まるばかりです。

創作活動に最適な鬱屈した心理状態

最悪の状態から脱して、最低限の生活ができるようになってきたとき、創作活動のようなことに精を出していた時期がありました。

エネルギー量が劇的に少ないので大きな作品を作ったわけではありませんが、うつ状態特有のドロドロとした怨念渦巻く感情のこもった重みのあるものがいくつか出来上がりました。書き込みの激しいデッサンだったり、よくわからない造形物だったり、謎の音楽だったり。

今の私には絶対に作り出せない“何か”がそこにはありました。もうカオスすぎてお見せできないようなぶっ飛んだものです。芸術は爆発だ! とのことですが、それともちょっと違う残念な感じも漂っていて、今でも私の中で「あれは一体何だったんだろう?」という思いが拭えません。

いつか見た「うつ病あるある」を挙げていくサイトで、「小説を書けそうな気がする」というものがありましたが、まさにその感覚がスタート地点だったと思います。自分の中でうわ~っと増殖するものがあって、気が付いたら何か出てたって感じでしょうか。何かにとり憑かれたかのようにという表現がありますが、それに近かったようにも思えます。

だからどうってわけでもないんですが、人生のどん底で打ちひしがれているときに何か創作すると面白いものができるという確信があります。人から見たらしょーもないと思われるものだったとしても、当の本人からしたら何とも深遠な意味合いが含まれていたりするので、無意識ガー深層心理ガーと想像を膨らますための良い材料にはなります。

そういうわけで、絶望を感じて落ち込んでいるのなら、絵を描いてみたり粘土をこねてみたり木版を削ってみたり、何でもいいので手を動かしてみるのはオススメです。没頭していると嫌なことを忘れてしまうというメリットもありますしね。

とは言っても、そんな気力があったら仕事するわーっていう焦りもあるでしょうし、材料を揃えたりするのも面倒だったりするので、まずはチラシの裏にラクガキすることから始めてはいかがでしょうか。

って言ってる自分がやりたくなったので、やろうと思います。

落書き

楽しいのが一番!

 

……という言い訳。

6 COMMENTS

なな

コメント失礼致します。

ナミさんのブログに出会ってから、いつもお世話になっています。

今日は、突然の画太郎先生の絵に、思わず笑みがこぼれました。
心から笑えたのいつぶりだろう…
笑わせてくださってありがとうございます。

ナミさんのブログは、うんうん!と共感したり、知らない自分に気付かされたり、学ぶところが多いです。

うつ病あるある、あるんですね。
私もそういえばと思ってスケッチブックを開いたら、潰れかけてもなお、光沢を放つリアルな苺のデッサンや、書きなぐりの絵が残っていました。
今は気力のない日々が続いてますので、あのパワーがどこから来たのか不思議です。

本当、何事も楽しいのが一番ですね^^
久しぶりに絵を描いてみようと思いました。

今日もありがとうございます。

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ナミ

ななさん、コメントありがとうございます。

そうなんですよ、漫☆画太郎先生の絵ってすごいですよね。絶対笑っちゃいますもん。そのお礼は画太郎先生に。そして、また画太郎先生の素晴らしさを共に語り合いましょう。

共感していただけるとすごく嬉しいです。私も方こそ、こうしていただいたコメントに学ばせてもらってますよ~。一人じゃないって思えるのはすごく励みになります。ありがとうございます。

ツイッターでも「#うつ病あるある」っていうものがあるみたいですね。私ツイッターはほとんど使ってないので、ハッシュタグなるものが何なのかもよくわかっていないんですけれども。

潰れかけてもなお、光沢を放つリアルな苺! これは相当意味深ですねぇ~。こういうの好きです。気力がないときのミミズが這った線もまた味わい深いものですので、機会があればぜひななさんのセンスを爆発させてみてください。

療養中はなかなか思うように動けなくてしんどいですが、少しでも楽しめるものを見い出していきたいですね。

まだまだ暑い日が続きますので、お身体に気を付けてお過ごしくださいませ。

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なな

大変な中、返信ありがとうございます。

いえ、ナミさんが上の画像を選択してくださったから、私が笑うことができたんです。ありがとうございます。
ナミさんが語る画太郎先生の話に耳を傾けていたいです。

ツイッターで#うつ病あるある検索しました。所々共感できるものがありました。

ミミズが這った線、是非描いてみたいです!何ができあがるんだろう…
今は周りの環境の変化に焦ってしまっているので、また気力がなくなった時に試してみたいと思います。

お気遣いありがとうございます。

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ナミ

ななさん、こんにちは。

ありがとうと言ってもらえてうれしいです。こちらこそありがとうございます。でも、すごいのは画太郎先生です(←しつこい)。ぜひまた語りましょう!

周りの環境の変化、不調のときは堪えますね。あまり無理せず、ゆっくりエネルギーを充電してくださいね。

その間に、うつ病あるある探検隊は共感のネタを探して参ります。

ななさんの心と身体が少しでも軽くなりますように。

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なな

ありがとうございます。

ナミさんは、私のうつ病救世主なので、その他でも語り合えたら嬉しいです、というか夢です。

いつも共感できるネタをありがとうございます。

あるあるを探検しに行って倒れないようにお気をつけ下さいませ。

季節の変わり目が近づいてきましたので、お身体ご自愛下さい。

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ナミ

ななさん! なんてお優しい人でしょう……!
お心遣いありがとうございます。
「あるある探検隊」と見せかけて実は「ゆるゆる探検隊」なので心配ご無用です(笑)。

救世主とは程遠い存在ですが、そんなふうに言っていただけて嬉しさと恥ずかしさと照れが相まって顔がゆるみっぱなしです。ありがとうございます。

お互い健康第一で、のんびり進んでいきましょう。

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