千円で時間と幸せを買った話(今治タオルの良さについて)

今治タオル

今治タオルを買いました。バスタオルです。

水をよく吸います。おかげで、入浴後に髪を乾かすのが楽になったし、時間も短縮されました。綿100%だから肌触りもグッド。よい買い物をしました。

ちなみに、今治タオルがよかったのか、普段使っているタオルが粗悪すぎたのかは不明です。それなりの品質の新しいタオルであれば、今治タオルでなくとも同様の効果を得られたかもしれません。

というのも、私は使い古してせんべいみたいにペラペラでガビガビになったタオルを使っておりました。ゴワゴワ感は柔軟剤の力によって和らげられていますが、破れやほつれがあっても平気で使うため、みっともないことこの上ない。せんべいタオル、布団もせんべい、おそろいです。

そんな貧乏人が、今治タオル(2000円+税)を買ったのは半額だったから。雑貨屋さんの閉店投げ売りセールです。それに加えて、吸水性が良いと謳うポップに惹かれました。髪を乾かすのが面倒で、吸水性の良いタオルはないかと探しているところだったのです(化繊のタオルはいくつか見かけましたが、色柄デザイン、価格、手触りなど、いずれもときめきが足らず、購入に至りませんでした)。

残り一点というところにやられてしまった感もあります。う~ん、ピンクかぁ、色は白がいいなぁ、と思ったのに。人間は限定に弱いのです。アーメン。

今使っているタオルはほとんどがもらい物です(昔は粗品でタオルをよくもらえたし、なんか人からタオルをもらう機会が多かった気がします)。ですから、タオルとはもらう物。タオルを買う、ましてタオルに何千円もかけるのは、私にとっては贅沢なこと。2000円のタオルは、私にとって高級品の部類です。1000円でも迷いました。でも、勇気を出した甲斐がありました。

 
割引につられて買い物をすると、安物買いの銭失いになりがちです。これまで何度も失敗しました。そして、失敗してもなかなか学びませんでした。

しかし、紆余曲折があり(病気になったり無職になったりするなど)、自由に使えるお金がなくなり、私はようやく学びました。本当に必要なものだけを買おうと。

今はもう安いからという理由だけで購入することはありません(躁のスイッチが入ったらわからないけど、多分そのときは金額関係なく買いそうで怖い)。買わなければ生活に支障をきたすもの以外は買わない、というスタンスです。ただし、アイスとおやつとコーヒーと本は例外……いや、アイスがないと生きていけんとか思うから、これらも必需品でしょうか。

 
良質なものを買うのは良いことです。私は新しいタオルを買うことで、入浴後の髪を乾かす時間を短縮し、綿100%のふわふわ素材に触れ「はぁ~ん、きもち~」と幸せに浸る時間を得ました。良いものを買うことは、豊かな時間を買うことになるのですね。すばらしい。

「時は金なり」「タイム・イズ・マネー」という言葉があります。時間はとっても貴重なものだよというメッセージ。しかし、時間とお金は同義ではありません。時間は命とほぼ同義です。大事にしたいものです。

 
「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら買うな」という言葉を聞いたことがあります。今回の場合は、「予算オーバーだから買えなかった、安くなっていたから買う」です。つまり、蓄えが少ない人には悩む余地がありません。お金がなければ、品物は買えない、安価な物を買うしかないのです。

しかし、安物買いの銭失いになっていないかチェックすることは重要なのだと改めて気づきました。今まで私は、ペラペラガビガビタオルを使うことで、入浴後の髪を乾かすのに手間取り、時間を浪費していたからです(浪費っていうのはちょっと大げさですが)。

先日、腰を痛めた話を書きましたが、その原因の一端はせんべい布団にもあるのではないかという気がしてきました。

良質な布団、買おうかなぁ。でも、高いよなぁ。それに長年使い続けたものって愛着がわいて、なかなか手放せないんだよなぁ。大きい買い物は決断力を要するし。めんどくさいし。うーむ。
 

私が購入したタオルは多分これかな? 今治タオルたくさんありすぎて混乱。

1 COMMENT

あたま

更新ありがとうございます。
私は、断捨離のブログもよく見るのですが、必要なものだけをかう。断捨離の理念そのもののように思います。しかも、ナミうつブログと断捨離のブログ共通点たくさんあるように思います。
すべて人生ですからね。

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