大切なことはすべてソリティアが教えてくれた

トランプ

トランプを使ったソリティアというゲームがあります。Windowsにも入っている定番ゲームです。

私はつい最近まで「ソリティア」だと思ってのですが、本当は「クロンダイク」という名前だそうですね。

調べてみると、ソリティアは一人で遊ぶゲームの総称なんだとか。だから、クロンダイクはソリティアの一つ。クロンダイクとよく似たフリーセルというゲームもソリティアの一つ。どちらも好きです。

マインスイーパよりはソリティア派。マインスイーパは爆発するから怖いんですよね。地雷の代わりにお花が咲くデザインに変更することもできますが、地雷のイメージが強くて。ドキドキしないゲームの方が好みです。

ソリティアの楽しさ

ソリティアって面白いですね。札を動かしていくのも楽しいし、クリアできたときの達成感もいい。どんどん整理される感じがいいのかな、バラバラに散らばっていた数字が整然と並んでスッキリします。

今みたいに常時ネット接続できなかった頃は、パソコン(というかワープロ?)で遊べるのはアクセサリフォルダに入っているマインスイーパやソリティアくらい。コンピュータを触りたくてもゲームくらいしかできることがありません。ので、アホみたいにソリティアばかりやっていた時期があったのですが、まーこれが全然クリアできない。

やり直すのは癪だから、最後まで諦めず、粘って粘って次の手を探すものの、うまくいかない。最終的に、組札を戻してでもクリアするぞ! と熱量高めな遊び方をしていました。そんな子供時代の私。なんでそんなにギブアップしないことに固執していたのやら。

手詰まりになってクリアできない

ソリティア(クロンダイク)

クロンダイクは大好きだけど、全然クリアできない下手くそプレイヤーの私。

やるたびに手詰まりになってしまって、なんで私はこんなに下手なのか、自分の頭のダメダメ具合にガッカリしていました。

が、あることを聞いてから、ダメダメプレーヤーに変化が起こったのです。

なんと、クロンダイクは、絶対にクリアできない並びがあるらしい!

私はてっきり100%クリアできるものだと思っていました。これを聞いてからは、やり方を変えました。詰まったらどんどんやり直し。トライ!トライ!トライ!

すると、手詰まりになる回数が減りました。クリアできる回数が明らかに増えたのです。

まぁ、どんどんやり直すから数が増えるのは当然なんですが、これまでなら詰まってしまいそうなところでもうまく対処できるようになっていきました。

ソリティア(クロンダイク)をクリアするコツ

下手くそプレイヤーだった私はどうやらコツをつかんだようです。

・数をこなして、さまざまな組み合わせパターンに当たったこと。
・手詰まりになることもあるという前提でチャレンジしたこと。
・手詰まりになったらさっさと諦めて、クリア回数を積み重ねることに専念したこと。

これらが功を奏したのか、粘ってやっていたときより数段楽しくなりました。

注目するポイントも自分の中でマニュアル化された感じがありました。

・赤と黒
・偶数と奇数
・場札と山札

クロンダイク(場札・組札・山札)

これを頼りに、隠れているカードが何か推測しつつ。

大事なのは、場札をいかにめくれるか。何も考えずに山札からカードをどんどん移動させると、動かせる場所が限られてしまいます。目先のカードにとらわれてはいけないし、一気に組札に移動させてしまうのもいただけない。

何を見送るか?
どの順番で移動させるか?
同じ色・同じ数字の札が2枚ある場合どちらを取るか?

クリアできる回数が増えたのは、「山札の内容をざっと把握してから場に移動させる」という作戦をとってから。

何でもかんでも山札を場に移動させてはいけません。そう、かつての私は続く数字を見つけるとすぐさま「イエーイ!」てな具合にカードを移動させていたのです。そりゃ手詰まりになって当然だわ。目先の欲(?)にとらわれてはいけません。

ソリティアに必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。

すぐ手詰まりになってしまうクロンダイク、まさに下手の横好きといった感じだったのですが、クリアできる割合が増えて、もっと楽しめるようになりました。

で、「大切なことはすべてソリティアが教えてくれた」なんて自己啓発本みたいなタイトルつけてみたんですけど(ちなみにここの見出しは『『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。』をオマジュらせていただきました)、ゲーム一つとっても自分の性格が反映されていて面白いなーと感じた次第です。

私に必要だったのは、次の3つの考え方。

・とにかく数をこなす
・手詰まりになったら、さっさと見切りをつけて再チャレンジ
・何度やり直してもOK!罰ゲームがあるわけじゃないんだから

一つのことにこだわって、いつまでもぐぬぬぬぬ……とうなっているより、数こなした方が上達するってのは、どんなことでもそうだよなーと思います。

あと、途中で投げ出すことに対する抵抗感が強くて、そのしがみつき方がすごかった。遊びのゲームですらそうなんだから、私はこれまでの人生でどれだけしがみつくことにエネルギーを費やしてきたのかなって考えたら「うわー」ってなりそうなので考えるのはやめておきます。

そんなこんなでクロンダイク、ちょっとは上達したみたいです。下手くそプレイヤーが凡庸プレイヤーにはなれたかな? まだまだかな?

人生もちょっとは上手になれたらいいんですけどね。

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