長続きしない人向け「ナマケモノをうまいこと歩かせる育成ゲーム」

旅行に出かけるカエル

「三日坊主を卒業する!」
「今度こそ続けるのだ!」

そう決意したのに、なかなか長続きしない。

早寝早起き、日記、ウォーキング、筋トレ、瞑想、勉強、掃除・片づけ、スキンケアなどなど。ダイエットや禁煙、禁酒などのやめる系も大変です。「わかっちゃいるけどやめられない」!

三日坊主を克服する方法を調べたり、気合いを入れたりするものの、結局がんばれなくてガッカリ。そもそも、示されたハウツーを実践する気力がない。今日は、そんな人に向けて、最初の一歩を踏み出す足がかりを模索していきます。

「三日坊主を克服する方法」を実践する気力がない

目標を立てるとか、メリットを考えるとか、達成できたときのことをイメージするとか、もう全部めんどくさい。

何を隠そう、これを書いている私がそうなのです。

やらなきゃいけないことは、やるしかないし、やらなくても大丈夫なことなら、やらなければいい。

でも、それじゃあ身も蓋もないので、「三日坊主克服法」を実践する気力がないけど、でも頑張りたいとは思ってるんだよ? という私のような人のために、アクセルを踏む助けになりそうな策を3つ挙げてみます。

1.愛情深く見守る

サボりたがりな自分、飽きっぽい自分を受け入れることから始めましょう。

あなたはナマケモノです!

もはや「こんなことじゃいけない!」「気合が足りない!」とおケツをビシバシ叩いて解消できるレベルではありません。

なので、とりあえず、基礎固め。ナマケモノな自分を生温かく見守りましょう。

「ハッハッハ! また三日坊主だな!」
「もう飽きちゃってるよ~」

三日坊主どころか1日で終了することが多い私ですけれども、「これじゃダメだ!」をやめてから、再起する回数が増えました。

「やりたくないなら仕方ない」
「やろうと思ったことが偉い」

優しさというより、諦めです。ちょっと見放しちゃってる感じ。でも、そうやって放ったらかしているうちに考えるんですね。

「メリットや重要性を理解していないのだな」
「どうやったらできるようになるかな?」

で、再びチャレンジ。それでもまた飽きてやめちゃうんですけど、完全に投げ出すわけではないんですね。炎は見えないけど、煙は出ている感じ。このくすぶっている状態を維持しましょう。

2.慣性の法則+よっこいしょ

何をするにも、はじめの一歩を踏み出すのが大変。でも、一度動き出してしまえば、あとはそれほど力まなくても大丈夫。

こういう話は、慣性の法則にからめて説明されることが多いですね。

  • 巨大な鉄球を転がす
  • 車のエンジンをかける
  • 自転車の最初のひと漕ぎ

転がっている鉄球は、同じように転がり続けます。車は急に止まれません。自転車も漕ぎ始めれば、最初の力は要りません。

「よっこらしょ」で腰を上げることに全力を尽くす。さすれば、きっと良い結果が得られます。

「最初のおっくう感さえ乗り越えれば、あとはうまくいくよ」

そうやって励まします。

【関連】何をするのもおっくう?「できない」悪循環を断ち切るための記録シート

3.惰性ルーティン・ジワジワ拡張作戦

どうしてもお尻が地面にくっついて離れないときは、習慣の力を借りてちょっとずつ剥がしていきましょう。

「よっこいしょ」の一声さえいらない簡単な行動。あるいは、特に苦労なく毎日やっていること。

  • ご飯を食べる
  • トイレに行く
  • お風呂に入る
  • ケータイをいじる
  • 寝る

これらの行動とセットにしてルーティン化します。

例えば、

  • ご飯を食べる+読まなければいけない本や新聞を横に置いておく
  • トイレに行く+ドアに覚えたい単語リストを貼る
  • お風呂に入る+音声・映像で学ぶ
  • ケータイをいじる+待ち受け画面にToDoリストを表示させる
  • 寝る+横になる前にストレッチをする

やらなくてもいいから、とりあえず道具を目の前に準備するのは効果的です。特にトイレに紐づけるのはおすすめ。「スクワット10回してからじゃなきゃトイレ入っちゃダメ」みたいなルールを設定したり。課題をクリアしないとトイレの扉が開かない鍵があったら最高ですね。やらざるを得ない。

時間を確保する、場所を変えるなどの工夫もありますが、それは別の機会に譲ります。

やる気がないときは、惰性でやりましょう。嫌々ながらやる。とりあえず、ちょっとやってみる。「ゼロよりはましだ」作戦です。

抑うつ気分がひどくて、食欲がなく、お風呂に入ることさえ難しいようなときは、休みましょう。

「気づいたら続いてた」が君の適性

「気合だ気合だ気合だぁー!!!」で頑張れないときは、気合いで何とかするのをやめましょう。

できることからコツコツと。

地味で疲れる作業を積み重ねることは簡単ではありません。だって全然楽しくないから。

まずは、「楽しくないことや疲れることはやりたくない!」という素直な気持ちを認めなければいけません。「続かなくて当たり前」と思えば、ふがいない自分に落ち込むことも減ります。

他人の厳しい言葉が身にこたえたときは、初心に戻って「素晴らしい!」を数えましょう。

【参考】意志の弱さにガッカリしている人必見!三日坊主ファンタスティック・ポイント

「続かないのは向いていないからだな」と考えるのも一つです。弱点を克服するより、得意を伸ばすことを優先した方がモチベーションは続きそうですよね。

「テイク・イット・イージー」でいきましょう。

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