ナミうつブログ

「うつ」のお悩みを軽くするヒントを双極Ⅱ型障害の人が模索するブログです。

うつ病による自死、人の悲しみを思いやる優しさを持ちたい

 

空

俳優のロビン・ウィリアムズさんが亡くなったというニュース。

何と言ったらいいか言葉が見つからないのですが、ただただ悲しいです。

ご本人の苦悩を思うと胸が苦しくなります。そして、ご家族やご友人、周囲の方の悲しみも……。

人の命が失われることは、やっぱりとてもつらいことです。

ロビン・ウィリアムズさん、たくさん笑わせてくれてありがとう。

どうぞ安らかにお眠りください。

 

 

自ら死を選んだ人に対する態度

この話題に関連して、印象深い言葉に出会いました。

うつ病による自殺は「自殺」ではなく「病死」だ

音楽ライターの和田靜香さんが書かれた記事です。この中で「自殺」という言葉についての言及があります。

自殺という言葉は嫌いだ。自分を殺す。殺人犯みたいな言い方だ。なんていじわるで、微塵も思いやりがないんだろう。その人が一生懸命に、りっぱに生きてきたことを全否定するその言葉。その人の生前の苦しみも葛藤も、知らん顔をして、なんて言葉だ。いうなら「自死」と言ってほしい。

本当にそうだよなぁと思います。

というのも、ちょうど「自殺をする人は殺人犯だ」という主張の記事を読んだばかりだったからです。

そういう言い分もわかります。確かに、自分という人を殺すわけだから、それを縮めて表記すれば「殺人」となります。

でも、そういうことを平気で言ってしまえる神経が私には理解できなかった。許せなかった。和田さんがおっしゃるように、いじわるで思いやりのない発言だと思います。

さらに、ご家族や親しい人たちがその言葉を聞いたら何と思うでしょうか。悲しみに打ちひしがれているときに、そんな暴言を浴びせられて……。想像するだけでこんなに苦しくなるのに、当人の心はいかばかりか!

正直、自ら死を選ぶことを肯定していいのか否定していいのかわかりません。私自身も本気で死のうとしていた時期があるし、今でも「自分のような価値のない人間は死んだ方がいいんじゃないか」とよく思ってしまうから。それに対して「それはただの逃げだ」と言われたら、まったくその通りで反論の余地はありません。

でも、どんな言葉であれ、そこに相手を思う気持ちがなければ、ただの暴力と同じなんじゃないかと悲しくて、とてもやりきれない気持ちになるのです。

そして、自分に対する生を肯定できない私でも、大切な人には生きていてほしいと思います。いなくなってしまうのはやっぱりとても悲しいことだから。

 

慈悲深い菩薩のように

人の死に限らず、思いやりのない発言に悲しくなることは多々あります。

特にインターネットを利用していると、攻撃的な言葉に遭遇しない日はありません。うつ症状がひどかったときには、その単語の一つ一つにダメージを受けて落ち込んでいました。

でも、そういう人に多分悪気はなくて、思いつきでパッと書き込んだ程度のものなんだろうなぁとも思います。もちろん、熟考した上で公表した場合や明らかな悪意をもって発言する人もいるんでしょうけれど。

そういう人たちを擁護するつもりなんてさらさらありませんが、そういう人に敵意を向けても仕方ないんだよなぁと感じます。考え方は人それぞれですし、私に各人の思惑を否定する権利はありません。

ただ、少しでも優しさを持ってくれたらいいなと願うばかりです。

あぁ……、悲しすぎてどうしようもなく落ち込んできました。あーあーあー。泣けてくる。この話どうやってまとめましょう。困った困った。

何にしても、人の痛みに気付けない人間にはなりたくないと強く思います。

こんな殺伐とした世界は悲しいし、誰の心にも悪意や黒々した感情は潜んでいるけれど、それ以上に優しくてあたたかい心もあるはず。

それを信じて、穏やかに微笑んでいられる人になりたい。

それが今の気持ちです。

 - うつ病関連ニュース, 雑記・独り言 

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お詫び (2016.12.16)

一部のコメント承認が遅くなりました。私の確認不足で、スパムフィルタの誤判定に気づきませんでした(正常なコメントがスパム扱いになっていました)。せっかくの書き込みを無視するような形になってしまい、申し訳ありませんでした。

Comment

  1. さりか より:

    ナミさん、こんにちは
    重苦しいコメントですみません!
    もう7年も前のことですけど、私の兄は自ら死を選んで亡くなりました。
    兄が死んだとき、知人や友人に兄を責めるような発言をされて、とても悲しくて、悔しかったのを覚えています。
    命を奪うという行為自体は、他人であれ自分であれ、やはりしてはならないことと思いますが、それでも自殺した人が何もかも悪いわけではなく、家族にも責任があるかもしれないし、人それぞれ様々な状況や背景があって、死ぬくらい辛くて苦しんで、そうして出した答えが自死、だったんですよね。
    自分も過去に何度も死のうとしたことがあるし、今は行動には移さないけど、さっさと死にたいなぁってまだ思うし、死にたい人の辛さは、少しはわかる(つもり)なので、自殺はダメ!なんて、ただ正論を言われても、確かにダメかもしれないけど、でもなんか悲しい・・
    そうなってしまった経緯とか、もっと感情移入したり洞察したりして考えることは出来ないものだろうかと、よく思います。
    私も人を否定しないで、優しく思いやることのできる心の広い人間になりたいです。

    • ナミ より:

      さりかさん、こんにちは。

      そうでしたか……。大変な経験をされてきたんですね。私が想像する以上の深い悲しみと痛手を負われたことと思います。お兄様の苦悩も計り知れません。何と言ったらいいかわかりませんが、ただただ胸が痛みます。

      さりかさんがおっしゃる通り、誰が悪いということではないんですよね。人の苦しみや葛藤を無視した言葉をぶつける人の存在を知るたび、とてもやりきれない気持ちになります。そして、さりかさんやご家族の悲しみを思うと、何とも言葉になりません。

      いただいたコメントを拝見して、さりかさんの思いやりと優しさを感じました。つらい経験をされた方の言葉だからこそ、そこに強さもあって。そういうさりかさんの生き方に励まされる方はたくさんいらっしゃると思います。

      自死遺族の方のお話を聞くたびに、生きることについて考えさせられます。今の私にできるのは、死を選ぶまでに苦しみ抜いた人の生を忘れないこと、悲しみを経験した方の心を絶対に無視しないこと。そして、生きること。

      さりかさんの大切なお話を聞かせてくださったこと、とても嬉しく思います。ありがとうございました。

      私も優しく思いやりのある人間になれるよう精進していこうと思います。

  2. 伸(shin) より:

     自分も、「自殺をする人は殺人犯だ」という主張の記事を読んで、
    怒りというか、それを通り越して、自分の感情優先で、何て浅い主張なんだと思い、暗い苦しい気持ちになりました。
    自死遺族の方が読まれたら、どれだけ苦しまれるのかということは容易に想像でき、ほんと辛かったです。

    >『慈悲深い菩薩のように
    何にしても、人の痛みに気付けない人間にはなりたくないと強く思います。

    こんな殺伐とした世界は悲しいし、誰の心にも悪意や黒々した感情は潜んでいるけれど、それ以上に優しくてあたたかい心もあるはず。

    それを信じて、穏やかに微笑んでいられる人になりたい。

    それが今の気持ちです。』

     このナミさんの言葉には、本当に共感しています。
    自分も、同苦や共歓という共感・共鳴する心・出来る心を大事にして、
    慈悲深い菩薩のように、その様な気持ちを持つ続ける人間になれるようになりたいです。

    ナミさん、温かい気持ちを、ありがとう。

  3. 伸(shin) より:

    連続投稿ですいません。

    何度も考えていることですが、
    「仏教では、死に対して、肯定も、否定もない。無記である」
    というようなことがあり、

    ※『無記』とは、簡単に言えば、
    「肯定や否定」ということは、個人の感情や言葉・思考に基付き、物事を評価したり、レッテルを貼ったり決め付けることなので、
    肯定も否定もせずに、ただあるがままを観て、あるがままを受け入れることであり、あるがままを見守ること。
    ということだそうです。

    ただ、人によって、この意味が理解出来ても、
    自死遺族の方のように、これをすることが大変難しい方々もいるので、
    最重要な事は、『無記』ということを踏まえた上で、
    その先にある、慈悲深い菩薩の様な深い優しさが欠かせないという事は、
    今回のナミさんの記事を読ませて頂き、痛切に感じています。

    • ナミ より:

      伸さん、コメントありがとうございます。

      自死を一方的に責める主張は悲しいですね。亡くなられた方、自死遺族の方のことを思うと、やりきれない思いです。

      「仏教では、死に対して、肯定も、否定もない。無記である」

      この態度は大切なことですね。伸さんがおっしゃるように、遺族の方が経験された悲しみや苦悩は簡単に割り切れるようなものではありません。だからこそ、深く刻まれた傷をえぐるような言葉にはただただ悲しくなります。

      「無記」であることはなかなか難しいですが、感情的に物事を捉えるのはよくないと常々感じます。冷静な視点を失うと、必ず見落としてしまうものがあるような気がして。

      自分の未熟さゆえに誰かを傷付けてしまうかもしれないと思うと、言葉にするのが怖くなってしまいます。そういうときこそ、人の痛みを思いやる心を忘れずに感じ、考えていきたいと思います。

      思いのこもったコメントをありがとうございました。

  4. さりか より:

    ありがとうございます!
    なかなか話せないことなので、ナミさんに聞いていただけて気持ちが楽になりました。

    無思慮な言葉や態度を見ると悲しいし、自分はこうはなりたくないな、と思うんですけど、でもそういう人は、誰かを思いやる心の余裕がないのかもしれないですね。
    みんな完全じゃないんだと考えれば、少しは優しくなれるのかな。

    ずっと、親のためにも私はちゃんと生きて幸せにならなければ!と思っていたんですが、今はちょっと力も抜けてきて、人生なるようになるし、ただ生きている、静かに生活しているだけでいいんだって思えるようになってきたところです。

    また長文になってしまいました。しかも人生相談みたいになってますね・・すみません^^;

    ナミさんの優しさ、いつも記事やコメントから伝わってきますよ^^本当に感謝です

    • ナミ より:

      さりかさん、返信ありがとうございます。
      そういっていただけると嬉しいです。

      さりかさんがおっしゃるように、完璧な人間なんていないと捉えることも必要かもしれませんね。言葉は荒々しくても、もとを辿れば人の幸せを願っているからこそ出た言葉なんだと信じたいです。なかなか難しいですけれど。

      いかにして生きるべきかという答えは出ませんが、穏やかな気持ちで日々を過ごせることは多くの人の心を救うような気がしています。

      こうしてたくさんの気付きと学びをいただき、ありがとうございます。私でよければ、またお話聞かせてくださいね。

      まだまだ暑い日が続きますので、お身体に気を付けてお過ごしくださいませ。

  5. 伸(shin) より:

     ナミさんの記事・コメントと同時に、さりかさんのコメントを読ませて頂き、表に自死した者がいると告げることは、多くの勇気がいると思うので、仮名であっても、素直に凄いなと思って拝見させて頂いていました。

    実は、詳しくはお伝え出来ませんが、自分にも自死した家族がいます。
    もう25年以上にもなりますが、いろいろ人生の中で学び、
    やっとここ数年で、向き合えるようになってきました。
    そして、今回、この自死の事が世の中に広がったことで、
    再び暗く重い気持ちにもなりましたが、こうして、ナミさんが自身のブログ記事に取り上げてくれたことと、
    そして、ナミさんの記事へのコメントの中で、
    自死遺族として、さりかさんの気持ちと考えを知ることができ、

    ナミさんが、さりかさんのコメントにあるように

    >つらい経験をされた方の言葉だからこそ、そこに強さもあって。そういうさりかさんの生き方に励まされる方はたくさんいらっしゃると思います。

    まさに、これは自分自身であり、
    さりかさんのコメントにも、勇気と温かさをもらった一人です。

    今回の「自殺をする人は殺人犯だ」記事を読んで、
    公共メディアの側にいる、仮にもプロという自分の影響力が強い立場の人が、自分以上に苦しんでいる人がいるという想像力を欠いて、堂々とああいった発言をすることには、怒りと悲しみは消えませんが、
    正直、必要以上に感情的になってしまっている自分もいたので、

    ナミさんの
    >感情的に物事を捉えるのはよくないと常々感じます。冷静な視点を失うと、必ず見落としてしまうものがあるような気がして。

    というコメントには、ハッとさせられ、人間は感情を持つ生き物だからこそ、感情自体は大切でも、そればかりを中心にしてしまうことは自分ばかりで無く、周囲の大切な人達も傷付けてしまうこともあるという危険もあると気が付かせてもらい、

    さりかさんの
    >無思慮な言葉や態度を見ると悲しいし、自分はこうはなりたくないな、と思うんですけど、でもそういう人は、誰かを思いやる心の余裕がないのかもしれないですね。
    みんな完全じゃないんだと考えれば、少しは優しくなれるのかな。

    というコメントには、怒りの対象ある他者に対しても、相手の気持ちを想像してあげられる余裕を持つことの大切さを教えて頂き、思考と気持ちを落ち着かせて頂きました。

    お二人のお陰で、もう少し人生をより良く生きていけそうに思っています。
    本当に、菩薩のナミさんと、菩薩のさりかさんに感謝致します。

    • ナミ より:

      伸さん、こんにちは。
      こうしてこの場で大切なお話を聞かせてくだったこと、感謝とともに大切に受けとめさせていただきます。

      伸さんが経験された悲しみを知り、生きることについて考えさせられました。こうして学びをいただけたこと、思いを共有できたことを嬉しく思います。ありがとうございます。

      感情の扱い方は難しいですね。大切にしなければいけないものだし、簡単に割り切れるものではないからこそ、コントロールすることも必要で。バランス感覚が求められます。

      でも、悲しみや苦しみという感情は抑えるのではなく、表現することで癒されるものなのかなとも思います。だからこそ、こうして思いを伝えていただけたことはよかったなと思っています。と言っても、私がよかったと思ったからといって何かがキレイに解決するわけではないし、ただの自己満足に過ぎないので、もっともっと知ることが大事だなと痛切に感じています。

      菩薩とは程遠い私ですが、少しでも近づけるように精進します。

      優しく温かいメッセージをありがとうございました。

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